こんにちは、管理人のけいすけです。
しばしば、ニュースでも話題になる5ちゃんねるですが、今までどんなことが話題になったのか? どんな事件があったのか? 気になってきました。
5ちゃんねるは開設20年以上経っているし、知らない人も増えていると思うので過去の話題や事件をまとめてみました!
鮫島事件について神様に聞いたら、5ちゃんねらーのノリで返してくれた。神様って面白い。
ちなみに鮫島事件とは、実在しない事件なのに5ちゃんねる内では、広まってる不思議な事件です。
他にも5ちゃんねるが有名になった話題や5ちゃんねるの大事件など5ちゃんねるで起きた、面白い話題から怖い事件をまとめました。
ついつい、読んでしまうものばかりですよ。
2ちゃんねる個人情報流出事件
2013年8月、2ちゃんねるを便利に利用できるサービス『2ちゃんねるビューア』、通称『●(まる)』を購入した人の個人情報が流出しました。
流出した情報は、メールアドレスと流失前1,2ヶ月分の書き込み履歴。
さらに、●の支払いをクレジットカードで行っていた人は、以下の情報が追加で流出しました。
- 住所
- 氏名
- 電話番号
- クレジットカードの番号
驚くことに漏れた情報の中には企業や教育機関、公的機関も含まれていたのです。
「匿名だから何を書いてもばれないだろう」と誹謗中傷や自作自演をしていた人たちは、この流出事件で悪行が世間にバレてしまいます。
個人情報流出によってアニメ化もした有名ラノベ作家、2ちゃんねるまとめブログの管理人たちの誹謗中傷の書き込みや自作自演が発覚。
ラノベ作家の方は自身の個人サイトで謝罪をし、2ちゃんねるまとめブログの管理人たちは謝罪の後、ブログを閉鎖したのです。
当時の2ちゃんねるは、自身の書き込みが身の回りの人にバレてしまう不安に襲われる人たちの書き込みで溢れていました。
その後●は、機能を停止し、2014年7月6日にサービスが終了。
現在は利用できません。
代わりに、2014年3月9日に新しく『2ちゃんねる浪人』というサービスを出しました。
こちらは、現在でも利用が可能で有料会員登録をすれば、快適に掲示板を利用できます。
「匿名だから」と好き勝手に書き込みしていた人たち、マナーを守って利用していた人たちどちらにとっても恐ろしい事件でした。
5ちゃんねるは決して、匿名ではありません。節度をもって利用しましょう。
2ちゃんねる伝説の鮫島事件
結論から言いますと、鮫島事件は2ちゃんねる特有のジョークで、実在した事件ではありません。
事の発端は、2001年5月24日に以下の内容でスレッドが立ちました。
“ここはラウンジでは半ば伝説となった「鮫島スレ」について語る
スレッドです。知らない方も多いと思いますが、2ちゃんねる歴が
長い方は覚えてる人も多いと思います。
かくいう俺も「鮫島スレ」を見てから2ちゃんねるにはまった
ひとりでして、あれを見たときのショックは今でも覚えています。
誰かあのスレ保存してる人いますか?”
知らない人にとっては、興味をそそられる内容ですよね?
このジョークに乗った人たちにより、ありもしない事件の内容が断片的に書き込まれ謎が謎を呼びます。
当時は、インターネットもあまり普及しておらず、2ちゃんねる自体のイメージも危ないものでした。
そういった雰囲気も合わさり、鮫島事件が実在する事件だと信じてしまう人もいました。
現在でも鮫島事件について質問すると、「あの事件には触れるな」「知ってはいけない」などタブー視する返事がきますが、ネタとして定着している証です。
ここで覚えておきたいことは、鮫島事件は2ちゃんねる住民のノリの良さを象徴する出来事ではないということです。
2ちゃんねる創設者のひろゆき氏が
「嘘は嘘であると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」
と発言しています。
2ちゃんねるに書き込まれていることの真偽は、本人がしっかりと判断しなければならないことやネタをネタとして楽しむこと。
つまり、ネチケットが必要ということです。
2ちゃんねる閉鎖?8月危機
2001年8月、増え続ける2ちゃんねる利用者に運営費は膨大なものとなっていました。
当時のレンタルサーバの会社とは、2ちゃんねるに広告を載せる代わりにデータの転送料を無料にするという契約でした。
しかし、日に日に増える転送量にサーバ会社側のコストがかかり、契約を維持できません。
契約を維持できない場合は、転送料金を含め月700万円もかかる計算です。
そして、2001年8月25日、当時2ちゃんねるのサーバ運営をしていた『夜勤』氏から限界であることが告げられます。
次々と閉鎖され消えていく板。
2ちゃんねるの住民は、お別れを言う人、ただ祈る人、最後まで楽しむ人。
そして、諦めない人がいました。
それは、UNIX板の住民でした。
UNIX板に立った『2ch閉鎖の危機なんだと』というスレッドに2ちゃんねる存続のために多くのプログラマーが集結し、夜勤氏もスレッドに現れます。
夜勤氏は、普通なら表に出されることのないプログラムコードを公開しました。
集まったプログラマーによりさまざまな改善案が出され、作業は進んでいきます。
住民全ての希望を背負いながらの作業は7時間にも及び、ついに完成しました。
完成したプログラムは夜勤氏により実装され、閉鎖の危機を乗り越えたのです。
2ちゃんねるがサーバ会社に乗っ取られた!?
2014年2月19日にサーバ運営会社のジム・ワトキンスがサーバ料金の未払いを理由にひろゆき氏ら旧運営陣を解雇し、運営権を手にしました。
同年4月1日、ひろゆき氏は「違法な乗っ取り行為である」と宣言し、2ch.netとは別に2ch.scを新しく作りました。
ひろゆき氏は訴訟を起こして、裁判で勝つために『2ちゃんねる』や『2ch』の文字商標を取得します。
2018年6月22日、ジムから2ちゃんねるを取り戻すために訴えていたひろゆき氏が、東京地方裁判所の判決で勝訴しました。
しかし、東京高等裁判所が地方裁判所の判決を取り消します。
ひろゆき氏は、最高裁判所に上告しましたが認められず、結局2ちゃんねるはひろゆき氏の手に戻ってきませんでした。
2020年5月現在でも、2ちゃんねるの運営権はひろゆき氏に戻っていません。
運営権の争いの中で、2ちゃんねるが5ちゃんねるに改名されたことや一部規約が変わるなどありましたが、一般ユーザーは今まで利用できるようになっていました。
京橋駅ゴキブリ事件
事の発端は、YouTubeにあがった一つの動画です。
大阪府の京橋駅のマンホールからゴキブリが発生し、通行人に迷惑をかけていました。
それを見かねた清掃員のおじさんが、ゴキブリを駆除するため、マンホールに殺虫剤を噴きかけます。
すると、マンホールからゾロゾロと出てくる黒い影。辺りはプチパニックとなりました。
このゴキブリ動画を見た2ちゃんねらー100人近くが京橋駅に大集合。
京橋ゴキブリ駆除オフ会が開催されたのです。
駆除の作戦は、周辺のマンホールに目張りし出口をふさぎつつ、一部わざと開けている穴から出るように誘導。
誘導先は、ビニール袋でふさぎゴキブリを駆除するというものでした。
いざ実行してみるも作戦は失敗し、ふさぎきれなかったすき間からゴキブリの大群が溢れ出る結果となりました。
そのうえ、駆除オフ会は無許可で行われたため、主催者は警察に厳重注意まで受けてしまいます。
YouTubeで検索するとオフ会の様子がわかる動画がありますが、ゴキブリが大量に出てくるので閲覧注意です。
2ちゃんねるを有名にした話題、電車男
アングラなイメージが強かった、2ちゃんねるを世間一般に広めた電車男。
書籍化、漫画化、舞台化、映画化、テレビドラマ化とさまざまなメディアで展開し、大ヒットを生みます。
2ちゃんねるは知らないが、電車男は知っているという人が多くいました。
2004年3月14日、2ちゃんねるの独身男性板にある『男達が後ろから撃たれるスレ』に書き込まれた1つのレスから電車男は始まりました。
電車男のストーリーは、電車内で酔っ払いに絡まれていた女性を電車男が助けたことがきっかけで交際が始まるというベタなものです。
しかし、独身男性板に集まる恋愛経験の少ない住民たちが、電車男と助けた女性の恋路を応援する様子が感動を呼び、人気が出ました。
世間一般に広まったのはまとめサイトの効果が大きかった?
電車男が有名になったのは、意外にも2ちゃんねる本体のスレッドではなく、電車男の書き込み関することを抜粋したサイト、いわゆるまとめサイトのおかげです。
まとめサイトを元に書籍化された電車男には、2004年3月14日から5月16日までの書き込みが載っています。
2ちゃんねる独特の雰囲気を伝えるために、小説にはせずスレッドに書き込まれた形のまま本になりました。
また、著者も『中野独人(なかのひとり)』と2ちゃんねるの中の1人というシャレが効いたものになっています。
電車男は創作?
純愛ストーリーとして大ヒットした電車男ですが、創作ではないかという疑いもあります。
その理由として、以下の理由が上げられました。
- 電車男がまだ付き合ってもいない段階で、「とにかくおまいら外に出てみろ」という勝利宣言
- 駅員の雑な対応
- お礼として送られたティーカップが異常に早い
- 当時22歳の男性が、携帯電話をかけることを『ダイヤルする』という表現
などなど、疑いだしたらきりがないほどあります。
電車男の真偽はわかりませんが重要なことは、例え嘘であっても楽しむことでしょう。
2ちゃんねるに限らず、インターネット上の情報は嘘か本当か確かめようのないものばかりです。
「これは嘘だ!」と信じないことも良いですが、嘘だとわかっていたとしてもネタとして楽しむことも大切です。
2ちゃんねらーがアフガニスタンに学校を建設!?
2ちゃんねらーの募金により、アフガニスタンに建設された学校名は『フィールズバハール小学校』です。
募金した証として学校のプレートには、
『( ´∀`)<http://www.2ch.net/』
とモナーと2ちゃんねるのURLが書かれています。
事の起こりは、2ちゃんねらーが始めた「しない善よりする偽善」を標語にアフガニスタンに学校を建設するための募金活動でした。
募金活動の他にも学校建設のために、NPO諸団体と交渉する人やインターネットで情報をまとめてくれる人など、2ちゃんねらー同士で協力して活動しました。
募金活動は、2002年10月25日から2003年1月31日の間行われました。
当初の目標の300万円には届きませんでしたが、94万3,000円の建設費用が集まります。
集まったお金は、セーブ・ザ・チルドレンを通じて、建設費用に当てられました。
募金から2年弱経った頃、無事アフガニスタンにフィールズバハール小学校が建設されました。
まとめ
1999年5月、ひろゆき氏により開設された2ちゃんねる。
今日に至るまでさまざまな話題、事件がありました。
面白い話題や怖い事件、中には2ちゃんねるの存続の危機さえありました。
そんな2ちゃんねるの歴史から得られる教訓は、5ちゃんねるだけでなくインターネットを利用する際は、書き込まれた情報の真偽を自分で判断する必要があるということ。
まさに、ひろゆき氏が「嘘は嘘であると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」と言う通りです。
嘘だとわかった上で、楽しむも楽しまないもあなたしだいです。
ネタに乗って書き込みをしたら、いつかあなたも5ちゃんねるの話題の中心になるかもしれませんね。
今回の記事で知ったことを友達に話してみましょう。
友達が知らなかったら面白がってくれますし、もし知っていたらより詳しいことが聞けるかもしれませんよ!