どうもこんにちは、管理人のけいすけです。
最近「5chは気持ち悪い」といって利用しない人がいるという噂を小耳に挟みました。
5chファンとしては心中穏やかでいられない話ですが、5chに味方する立場としても「5chは気持ち悪い」と言われてしまう原因に心当たりがあるのも事実です。
しかし、現在の5chは過去のトラブルを経て内容がアップグレードされており、全く見ずに「5chは気持ち悪い」と利用しないのは勿体ないです。
今回の記事は、5chを見ていない人にこそ読んでいただきたい内容となります。
そういった部分を気持ち悪がってる層にアピールできるといいのじゃが
5chが気持ち悪がられる原因には、
- 第一印象
- 昔のイメージ
などが挙げられるでしょう。
特に「昔のイメージ」については様々なアップグレードが施されており、5ch否定派が指摘する問題点は現在ではほぼ解消されています。
また、第一印象で敬遠されてしまうのは仕方がない面はありますが、5chは勇気を出して飛び込むととても楽しい世界が広がっているんですよね。
5chを嫌っている人が当ブログを読んでいただけるかは分かりませんが、現在の5chについて改めてレポートしています。
「試しに5chを見てみようか」と思っていただける方が一人でも現れてくれればこんなに嬉しいことはありません。
「5chは気持ち悪い」というが5chの何が気持ち悪いのか
まずは「5chは気持ち悪い」と言われる原因を分析してみたいと思います。
5chの利用者が気持ち悪い(という偏見)
5chの利用者層は、近年偏りが生じてきています。
- オタク気質(インドア派・中にはガチのひきこもりも存在)
- 中高年
これらの特徴を併せ持った人物像は、実社会でも「おじさんキモイ」と言われるなど、何も悪いことをしていなくても叩かれがちです。
また、ニュースの話題などでは人生経験から凝り固まった価値観を言い放つことも多く、そういった言動が5ch外(若者目線・女性目線)から見ると不快に感じられることもあります。
そういった5chの利用者層が「気持ち悪い」と言われてしまったらそれまでですが、全人口の数割を占めるこういった層が利用できるネットサービスは、当然あるべきです。
また、若者や女性を中心にしたネットサービスに全く問題がないとも言えません。
ネットから飛び出し、写真や動画を「盛る」ために周囲への迷惑を顧みない人が社会問題になっています。こういった層は5chとは真逆のコミュニティに属していると考えられます。
5chは「昔ながらの」「オタク気質」の人々が集まるネットサービスであることで、非常に安定感のある語らいの場という存在に行き着いています。
目まぐるしいSNSの流行や面倒な人間関係に疲れたときに、5chはホッと落ち着くネットの休憩所として迎えてくれます。
個人を特定するものが何もない匿名掲示板なので、ストレス解消に一時的に利用することも、ずっと居付いて楽しむことも自由です。
5ch語が気持ち悪い
5chには5ch語という独特の文脈が存在します。
元を辿ると5chが「2ちゃんねる」と呼ばれていた時期に出来上がった文化で、「2ちゃん語」と言った方が世の中の通りが良いかもしれません。
- 当て字 中坊→厨房
- 「ッ」を「ー」に まったり→マターリ
- 形が似ているンとソ、シとツを入れ替える
- いろいろ省略する
これらの合わせ技で、可愛い女性やキャラクターに対する「ちゃん」が「タン」に変化し、最終的に「タソ」に落ち着いて常用されているなどの例があります。
声優の内田真礼さんには5ch由来の「真礼たそ」という愛称があり、酷い時には「たそ」のみで内田さんを表すことすらあります。また、実弟の内田雄馬さんも「たそ」のみで呼ばれることがあります。
その他、5ch内で使われる専門用語のようなものも多数存在します。
5ch語は廃れてきている
こういった5ch語が外部から見て「気持ち悪い」と思われるかもしれませんが、2020年代に入るとこういった5ch語も廃れてきています。
(みんな普通の言葉で書き込むようになっている)
5ch語(2ちゃん語)は「2ちゃんねる」が開設された2000年代に最も多用されていたもので、新しい文化の中で芽生えた利用者間の流行語という側面が強かったのです。
近年ではウケを狙った当て字でかえって文脈が分かりづらくなると、5ch内でも叩かれることがあります。
こういった言葉遊びは本来とてもセンスが必要ですので、つまらないオヤジギャグのノリで書き込んでしまうと失敗してしまうのです。
そういった個々人の失敗経験が積み重なり「5ch語があまり見られない5ch」が形成されてきているのが現状です。
また、2008年ごろに発祥した「ンゴ」が、実社会で女子大生に流行したという事例もあります。
若者向けSNSで使われている流行語が5ch発祥であることは多く、5ch語=気持ち悪いの短絡的な決めつけには疑問を感じます。
「何」を言うかではなく「誰」が言うかが重要と言われるとそれまでですが…。
URL:https://www.j-cast.com/2018/02/02320202.html?p=all
5chのレイアウトが気持ち悪い
5chにアクセスすると、大量の板・スレッドのタイトルが表示されてその情報量に圧倒されます。
このレイアウトに対して「見づらい」「気持ち悪い」という第一印象を持つ新参が多いようです。
大丈夫だ、俺たちも見づらいと思っている。
このレイアウトはブラウザの検索機能や履歴機能をフル活用することを前提としており、他サイトが一定件数でページを分けているのに比べて、素早く情報を探せるメリットがあります。
また、この5ch公式の見づらさ・使いづらさを解消する手段として「専ブラ」を使うという選択もあります。
住人が高齢化している
先ほども書きましたが、2020年代に入ると5chの利用者層に高齢化が見られるようになってきています。
開設から20年以上。当時大学生だった人は40代、先見的にネットに参入した働き盛りの40代は60代となっています。
現在のネット社会はサービスやアプリごとに年齢層が分かれる傾向にあり、かつて若者向けの代名詞だったFacebookやInstagramも30代の「いい大人」のコミュニティになりつつあります。
5chはそれらのサービスよりも歴史が長く、必然的に中高年のコミュニティとなっています。
わざわざ気持ち悪い(偏見)おじさん・おばさんの集会所に飛び込もうと考える若者はいないだろうと思われます。
しかし一方で、かつてはただただウザがられていた田舎暮らしや、昔ながらの喫茶店・スナックなどを「エモい」と見る向きもあります。
若者向けのSNS文化に疲れたら、5chを覗いてみるのも面白いかもしれませんよ。
「5chは気持ち悪い」で利用しないのは勿体ない!その理由を詳しく解説!
5chを気持ち悪いと感じてしまう価値観は人それぞれですが、それでも先入観だけで5chを利用しないのは非常に勿体ないです。
ここからは「5chは気持ち悪い」で利用しないのは勿体ない理由を詳しく解説していきます。
5chのメリットは忌憚なき意見
5chの大きな特徴は、匿名掲示板であるというところです。
近年のネットサービスはアカウントの登録によるユーザーの特定が前提となっており、場合によっては他のユーザーの言動を追えるような作りになっています。
また、アカウント上で本名やそれに準ずる名前を公表した上で発言したり、自らの顔写真を添えるようなことも当たり前になっています。
それによって、周囲に遠慮して本音を隠してしまうか、目立つために過剰に非常識であったり不快な言動を巻き散らかすかの二極化が発生していますね。
5chはSNSアカウントに個人情報を紐づけるという習慣ができる以前から存在してるサイトであり、システム上でもユーザー間のコミュニティでも「匿名」の文化が根付いています。
現在のSNS利用者にはピンとこないかもしれませんが、5chが開設された2000年ごろのインターネットは、書き込みに際して個人情報を付け加えない・顔写真も載せない・匿名や偽名が当たり前という世界でした。
現在でも5chは近い日付の書き込みの投稿者を見分けられる「ID」以上の個人情報を得ることはできません。
(自ら個人情報を書き込むのはその限りではありませんが)
結果として、5chはユーザーそれぞれが自由に書き込みをおこなう「忌憚なき意見」の場となっており、そこに面白さがあります。
その性質上ステルスマーケティングも可能であるかのように思えますが、5chの住人は妙に鋭く、ステマ目的の書き込みは早々にバレて袋叩きにあうことが多いです。
5chと犯罪が結びついているという誤解
5ch上で犯行予告が多く書き込まれた時期があり、そのイメージから5chと犯罪が結びついているという誤解があります。
また、かつての管理人であったひろゆきが警察の要請・訴訟・裁判の判決を無視しているという逸話から、5chは犯罪者の巣窟という誤解も生まれています。
実際にはそのようなことはなく、単に5chの利用者が多いことから「目立ちたい」犯罪者の発言の場として利用されているに過ぎません。
警察や裁判所のインターネット犯罪に対する無知も原因の一つ
また、5chが薬物やわいせつ犯罪の温床になっていると言われていた時期もありました。
これについては書き込みが膨大過ぎて削除要請への対応が追い付いていなかったという「5ch運営側の落ち度」はもちろんありましたが、インターネット上の情報の取り扱いや表現の自由の問題について、警察や裁判所の側にも無知が多かった時期にも重なります。
インターネット犯罪において適切な捜査や手続きがおこなわれていなかった点も、5ch上のトラブルの解決を大きく遅らせていた原因であったことは無視できません。
現在は適切な対応が行われている
5chは基本的に書き込みから個人を特定する情報が辿れない匿名掲示板ですが、5chの運営は各書き込みの発信者情報(どのプロバイダ・どの地域から書き込んだか)を全て記録しています。
現在では警察や裁判所が法に則った手続きで発信者情報の開示を請求すれば、5chの運営は滞りなく応じています。
(2010年代までは法整備が整っておらず、警察や裁判所も正しい手続きをおこなっているとは言い難い状態でした)
5ch上で犯罪行為をしたり、犯行予告をおこなうと、発信者情報を元にあっさり犯人逮捕に至る事例が増えています。
犯罪者にとっては使いづらいサイトになっているでしょうが、善良な市民が楽しみで5chを利用するのは何ら問題はありませんし、犯罪に巻き込まれることもありません。
むしろ近年では、特定の思想を扇動する一部の動画配信者などの方がよほど危険な存在といえるのではないでしょうか。
現在のネットトラブルの現場は5chではない!むしろ5chは安全
未だ5chが「インターネットの闇」というイメージは強いですが、それは少し古い認識ではないでしょうか。
- 大人同士の人間関係・恋愛トラブル → SNSやマッチングアプリ
- 学生のネットいじめ → パスワード制の閉じた掲示板(学校裏サイト)
- 芸能人への誹謗中傷 → ヤフコメ
など、近年のネットトラブルの多くは5ch以外の場で発生しています。
また、SNSアカウント等ネット上で「本人」が分かっている場合、まず本人に意見すべく突撃・炎上することによるダメージの方がよほど甚大になっています。
5ch上でも有名人への批判などが書かれることがありますが、これはあくまで個々人の忌憚なき意見という範疇に収まる傾向があります。
むしろ、過度の義憤にかられた人や非常識な言動に対しては「まあ落ち着け」などとたしなめられることすらあります。
5chはもはやネット上でも安全な場所といえるサイトになっています。
Googleでヒットする人気サイトには5ch由来も多い
Googleで検索上位に入る人気サイトのうち、数割はまとめサイトなど5chの情報を直接転載したものが含まれています。
また、5ch語から一般社会に普及した流行語や、「電車男」などの書籍、都市伝説や怪談などのオカルト話など、5ch発祥のエンターテインメントの例は枚挙にいとまがありません。
こういった「楽しい情報」の一次発信者である5chは現在でもネット文化の先端を担っています。楽しまないのは損ですよ。
まとめ
「5chは気持ち悪い」で利用しないのは勿体ない理由を詳しく解説しました。
「5chは気持ち悪い」というイメージは偏見によるところが多いですが、試行錯誤を繰り返していた黎明期の5chの失敗が誤解の原因になっている部分もあります。
そういった失敗を乗り越え、もはや安全で安定した大手サイトと化した5chを、今こそ覗いてみてはいかがでしょうか。