こんにちは。管理人のけいすけです。
僕は5ch(5ちゃんねる)が好きで、よく閲覧しています。
ところで、最近、知人から
- 「5chを閲覧していると唐澤弁護士に触れる書き込みを時々見かけるけど、何故なの?」
とか
- 「5chと唐澤弁護士は、どういう関係なの?」
といった質問をされました。
確かに、5chを閲覧している際に「唐澤弁護士」に言及した書き込みを見かけることがあります。
しかし、これまで深く調べたことはありませんでした。
知人から質問されたことをきっかけに、改めて、5chと唐澤弁護士の関係について調査し、まとめてみることにしました!
神様に言われた通り、まずは唐澤弁護士の著書やNHKの特集番組について調査し、それからYoutubeの公式チャンネルや5chのなんJ板における書き込み内容をチェックしようと思います。
情報収集していく中で、5chと唐澤弁護士の関係についてまとめることができそうです!
記事の中では、唐澤弁護士の人物像や、5chのなんJ板において炎上した経緯について情報が盛り沢山です。
5分で読めるので、5chと唐澤弁護士の関係について詳しく知りたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
唐澤弁護士とはどういう人物なのか?
5chの「嫌儲板」や「なんJ板」を閲覧していると、時々、「唐澤弁護士」という単語を目にすることがあります。
最近は落ち着いてきていますが、なんJ板では一時期、毎日のように殺害予告をされるなど、不穏なキーワードとして目立っている存在でした。
そのため、5chを閲覧している中で、唐澤弁護士が何者なのか知りたくなった方も多いのではないでしょうか。
唐澤弁護士は、なんJ板を舞台にして、5chと深い関係を有するようになったという経緯があります。
その経緯について詳しく解説する前に、まずは唐澤弁護士がどのような人物なのかご紹介いたします。
インターネット上の権利侵害の問題に取り組む弁護士
唐澤弁護士の基本情報を示すと以下のようになります。
なお、全て、本人が法律事務所の公式サイトや書籍、テレビ番組などで公表している情報です。
- 本名:唐澤 貴洋
- ふりがな:からさわ たかひろ
- 生年月日:1978年1月4日
- 出身大学・学部:慶應義塾大学総合政策学部
- 出身大学院:早稲田大学法科大学院
- 職業:弁護士
- 所属弁護士会:東京第一弁護士会
- 所属法律事務所:法律事務所Steadiness
- 公式サイト:https://steadiness-law.jp/
唐澤弁護士は、早稲田大学法科大学院修了後に司法試験に合格し、司法修習を終えた後に弁護士として登録を行い、法律家としての活動を開始しました。
なお、2011年から、「インターネット上の権利侵害の問題」に取り組んでいます。
この経歴を見る限り、「どこにでもいるごく普通の弁護士」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実際、5chのなんJ板を舞台にした事件に関わるまでは、唐澤弁護士の名前をネット上で見かける機会は殆どありませんでした。
しかしながら、5chに関わったため、唐澤弁護士は「100万回以上の殺害予告」をされるといった極めて深刻な炎上被害を受ける事態に陥りました。
その体験をもとに書籍の執筆を行うことになるのですが、次の節で詳しく説明いたします。
炎上経験をもとに書籍『炎上弁護士』を執筆する
唐澤弁護士は、5ch(2017年9月までは「2ch」)における殺害予告やバッシングを伴う書き込み(いわゆる「炎上」)を経験しました。
炎上の経緯を時系列で並べると、以下のようになります。
- 2009年10月から、なんJ板で「八神太一」を名乗る人物が挑発的な書き込みを繰り返していた
- 2012年3月に、大学の合格証を公表したことが原因で八神太一の個人情報が特定される
- 八神太一が唐澤弁護士に相談する
- 2012年3月28日、唐澤弁護士が書き込み削除要請および発信者情報(IPアドレス)開示請求を行う
- なんJ民のターゲットが八神太一から唐澤弁護士にシフトする
- 唐澤弁護士の個人情報(住所や実家など)が特定され、殺害予告が繰り返される事態に発展する
このような流れの中で、唐澤弁護士の個人情報が暴かれ、住所の特定や関係者への嫌がらせにまで発展していきました。
なお、犯罪行為として刑事訴追を受ける人物も複数出てきました。
唐澤弁護士は、これらの体験をもとに
『炎上弁護士 なぜ僕が100万回の殺害予告を受けることになったのか』(日本実業出版社、2018年)
という書籍を執筆しました。
また、NHKで放送されたドラマ「炎上弁護人」の制作に協力したり、NHKの特集番組「100万回の殺害予告に立ち向かった弁護士・唐澤貴洋」に出演したりしています。
ちなみに、唐澤弁護士は、2018年10月30日にAbemaTVのインターネットテレビ番組に出演し、2ch開設者の西村博之と炎上についてディベートを行いました。
この様子は、AbemaTV公式サイトにて無料で視聴可能です。
「ひろゆきvs唐澤弁護士! 壮絶な誹謗中傷は2ちゃんが生んだ脅威?」
https://abema.tv/video/episode/89-82_s10_p10
書籍を出版したりテレビ番組に出演したりした後、唐澤弁護士へのバッシング、殺害予告は急激に減少しました。
自ら顔を出して、様々な情報を晒すことにより、結果的に攻撃する者の意欲を削ぐ結果になったと推測されます。
2020年現在、炎上はほぼ収束しています。
現在は動画配信サイトに公式チャンネルを開設している
2020年現在、唐澤弁護士に対するバッシングは収束しています。
なんJ板を閲覧しても、殺害予告を見かけることは殆どありません。
なお、弁護士としての業務の他に、動画配信サイトにおいてゲームのプレイ動画を投稿するなどしており、有名になったことを逆手に取ってタレントとしての活動に舵を切りつつあるようにも見受けられます。
・「弁護士唐澤貴洋の CALL IN SHOW」(Youtubeにおける唐澤貴洋公式チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCi88-cFh7m3FKg3rlkEBv_g
・「唐澤貴洋ちゃんねる」(ニコニコ動画における唐澤貴洋公式アカウント)
https://www.nicovideo.jp/user/95788316
ここからは、なんJ民による唐澤弁護士への攻撃について詳しく解説いたします。
なんJ板における唐澤弁護士への攻撃
既に炎上の経緯について簡単に説明しましたが、さらに深く5ch(旧2ch時代を含む)における唐澤弁護士への攻撃内容について見ていくことにします。
なお、炎上・攻撃の舞台となったのは、主に「なんJ」板です。
次の節では、唐澤弁護士がなんJ民から攻撃されるきっかけを作った1人の高校生について取り上げます。
高校生の挑発的言動が全ての発端だった
2009年10月、「八神太一」という固定ハンドルネームを付けた人物がなんJ板で活動を開始しました。
(https://live23.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1255440455より)
この最初の書き込みを見る限り、特に問題があるようには感じられません。
しかし、八神太一は、次第に挑発的な言動を繰り返すようになっていきます。
なお、八神太一は、時々、トリップを変えており、「◆」以降の文字列が最初のものと異なります。
(https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1299835177/より)
上記スクリーンショット画像は、東日本大震災発生直後の書き込みです。
また、下記スクリーンショット画像のように不謹慎な書き込みを続けたため、なんJ民から嫌われるようになっていきました。
(https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1299941621/より)
これら以外にも、低偏差値や低収入の者を嘲笑するような書き込みを繰り返したため、アンチの数が増加していきました。
このようなヘイトが溜っている状況で、下記スクリーンショット画像のような煽りを繰り返したため、「素性を特定して晒してやろう」という考えを抱くなんJ民が多数派になってしまいました。
(https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1324869106/より)
なお、人物特定に至る決定打となったのは、2012年3月7日に進学予定の大学の合格証の画像をアップロードしたことです。
この投稿を手がかりにして、以前から八神太一を嫌っていたなんJ民が身元を特定するに至り、「大学進学を目前に控えた高校生が挑発的言動を繰り返してきた」という事実が明らかにされました。
自身の素性が晒されるという事態に直面し、八神太一は、「インターネット上の権利侵害の問題に取り組んでいる」とアピールしていた唐澤弁護士に助けを求めます。
唐澤弁護士が発信者情報の開示を請求する
2012年3月28日、八神太一から依頼を受けた唐澤弁護士は、2ch(2017年10月以降は「5ch」)の運営に対し、個人情報の削除を求め、書き込みを行った者の発信者情報(IPアドレス)の開示を請求しました。
この展開に、なんJ民は当初、「刑事・民事の両面で自身の身に不都合な事態が降りかかるのではないか」と不安を抱いていました。
しかし、「IPアドレスを開示されても、実害(逮捕や慰謝料の請求など)が発生することは滅多にない」という事実を認識し、唐澤弁護士を恐れなくなっていきます。
なんJ民は、「横暴な言動を繰り返してきた八神太一なるコテハンの味方」として行動する唐澤弁護士を逆恨みするようになっていきます。
また、「IPアドレスの開示だけで高額な着手金を要求している」などと批判する意見も書き込まれました。
このような状況で、八神太一に向けられていたはずのヘイトが、いつの間にか唐澤弁護士の方へ向けられることになり、なんJ板で殺害予告が書き込まれるという事態にまで至ります。
なんJ板で毎日のように殺害予告を受ける
唐澤弁護士が初めてなんJ板で殺害予告を受けたのは2012年7月22日です。
その後、合計100万回以上、執拗に殺害予告がなんJ民の手によって繰り返されました。
しばしば逮捕される者も出ており、当時のなんJ板は極めて危険な香りの漂う場所でした。
確かに、依頼者である八神太一の書き込みには問題がありました。
しかし、依頼者のために活動することは弁護士として当然であり、逆恨みから殺害予告をする行為は許されるものではありません。
なお、なんJ板で毎日のように殺害予告が繰り返されるという状態は、唐澤弁護士が書籍を執筆したりNHKのドキュメンタリー番組に出演したりする2018年頃まで続きました。
様々なメディアに積極的に出演するようになってから、攻撃を行う者のモチベーションが削がれる結果となったのか、唐澤弁護士に対する殺害予告やバッシングは減少していきました。
2020年現在、唐澤弁護士に対する炎上騒動は鎮火していると言って良いでしょう。
今後、唐澤弁護士へのバッシングが再燃しないことを祈ります。
まとめ
皆さんは、5chと唐澤弁護士の関係について分かりましたか?
僕は5chの嫌儲板やなんJ板が好きで、時々閲覧しています。
しかし、なんJ板では、一時期、唐澤弁護士に対する「殺害予告」が頻発するなど不穏な雰囲気が漂っており、この問題に深く関わることは避ける方がよさそうだと考えており、今回の記事をまとめるまで経緯を把握できていない部分がありました。
しかし、改めて唐澤弁護士が炎上被害者になるに至った経緯を調べてみると、なんJ板における高校生の書き込みに問題があることは事実であるものの、100万回以上も殺害予告をされなければならないような大罪を犯したとまでは感じられませんでした。
5chでは、しばしば、このように一度「ターゲット」とされた人物が延々と嫌がらせ行為を受け続けるケースがあります。
しかし、殺害予告を行った人物が逮捕されるといった出来事を経て、現在ではバッシングが下火になってきています。
唐澤弁護士は、本業である弁護士としての仕事の合間に、書籍の執筆やテレビ番組への出演、Youtubeへの動画投稿を行っており、炎上経験をバネに飛躍を遂げている様子が伺えます。
本記事の内容が、5chと唐澤弁護士の関係について知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。