こんにちは、管理人のけいすけです。
ゲームウィズ(GameWith)は様々なゲームの攻略情報を扱うサイトです。
運営は企業が行っており、安定的な情報提供が行われているのが特徴です。
また、サブコンテンツとして各記事ごとにの掲示板が設置されています。
今回はゲームウィズ掲示板の使い方や、その運営者について調べてみました。
ゲームウィズのサイト内を注意してみると、かなりの規模になるコミュニティが存在しています。
掲示板の使い方や運営者について調査を進め、ゲームウィズの全容を明らかにしていきたいと思います。
掲示板・コミュニティ・コメント欄とユーザー参加型のコンテンツが分散していて初見では分かりづらいので、ぜひ記事をお読みいただいて参考にしてください。
ゲームウィズってどんなサイト?
ゲームウィズは、2013年に開設された国内最大級のゲーム情報メディアです。
同業他社のゲームエイトが2014年開設ですので、業界の先駆けと呼べる存在です。
ゲームウィズは人気ゲームの攻略サイト群
ゲームウィズは人気のゲーム攻略記事を掲載するネットメディアです。
従来のゲーム攻略情報は、主に出版社が発行するゲーム雑誌や攻略本が主戦場でした。
電撃やファミ通などが有名ですが、ドラゴンクエストシリーズについては漫画家の鳥山明氏が制作に関わっている関係で、連載雑誌を擁する集英社が優先的に最新情報を発表するのが慣例になっています。
雑誌・攻略本は紙媒体である関係上、どうしてもネットより速報性に劣ります。
特に攻略情報についてはゲームソフト発売から数週・数ヶ月が過ぎてから攻略本が発売されるような大幅なタイムラグが存在します。
インターネットが一般家庭に普及してからは、有志のファンによる攻略サイトが出現し、Wikiのシステムが導入されたサイトでは複数の投稿者による速さと正確さの競争が生まれて紙媒体に劣らないデータベースを形成しました。
しかし、ネットの攻略サイトには情報更新がファンの熱意に依存しているという弱点があり、管理者・投稿者の飽きによって解説やデータが中途半端な状態でサイトが放棄されてしまうケースが多々あります。
企業が運営するゲーム攻略サイトの先駆け
ゲームウィズの運営は企業が行っており、運営会社が雇い入れたライター陣が記事の更新を担当します。
このことによって、ファンのボランティア任せでは不確実となってしまう継続性・信頼性を担保しつつ、ネットメディアの強みである速報性も兼ね備えています。
従来のゲーム雑誌は、主に発売前作品の情報公開の場として存在するほか、批評・業界紙の要素が強くなり、詳細な攻略情報はネットメディアに譲るような棲み分けがなされています。
電撃・ファミ通などの雑誌のネット版における発売後作品の取り扱い方は、キャラが濃いめの記者が執筆するプレイ日記のような形式が主流となっており、ゲーム実況YouTuberのテキスト版といった様相になっています。
データが整理された本格的なゲーム攻略は、ゲームウィズのような専門サイトが得意とするところになっています。
取り扱いゲーム
ゲームウィズのサイトのヘッダーには機種別メニューが設けられていて、まずは遊ぶ環境を選択するようになっています。
- アプリ(iOS・Androidなどスマホ向けゲーム)
- PS4
- Switch
- PS5
- 攻略
「攻略」は一見して謎の選択肢ですが、「攻略記事が更新中のスマホゲーム」を指します。
「アプリ」で表示されるページがニュースやランキングを詰め込んだポータルであるのに対し、「攻略」はゲームタイトルが羅列されているだけのシンプルなメニューという使い分けです。
取り扱いタイトルはゲームウィズが発足した2013年以降に新作・リメイク・リマスターとして発売・発表されたゲームが主です。
家庭用ゲーム機のタイトルとしては、
- モンスターハンターライズ
- 桃太郎電鉄Switch
- あつまれどうぶつの森
- ポケットモンスターソード・シールド
- ドラゴンクエスト11
などの人気タイトルです。
スマホゲーム・ソーシャルゲームもの取り扱いも多彩です。
- モンスターストライク
- パズル&ドラゴンズ
- グランブルーファンタジー
- フェイトグランドオーダー
- ポケモンGO
などの定番作品やちょっとマニアックなものまで取り扱いがあります。
競合サイトに比べて取り扱いタイトル数が少なく見えますが、型落ちのゲーム機であるPS3やニンテンドーDSのタイトルをトップページからごっそり非表示にしてしまっている弊害と考えられます。
古いゲームでも引っ張り出して遊んだり、最新機種で提供されているコンソール・アーカイブなどの復刻ダウンロードで遊ぶケースもある為、過去のゲーム攻略記事についても公開する場を設けておけば需要があるのでは?と疑問を感じます。
また、トップページからのアクセスでは、
- ゲームの概要紹介
- ゲームの攻略記事
が明確に分かれており、紹介記事から攻略記事へのリンクがないなど、辿り着きたい情報へのアクセシビリティに課題が残るサイト構成です。
ゲームウィズ掲示板の使い方は?
ゲームウィズ掲示板の使い方についてまとめます。掲示板と並列関係にあるコミュニティ・コメント欄についても併せて解説してゆきます。
多岐に渡るコミュニケーションツール
ゲームウィズのトップページから各ゲームの攻略記事にアクセスすると、タイトル横に目立つメニューがあります。
- ニュース
- コミュ
- 掲示板
「ニュース」は、該当ゲーム記事の更新情報をまとめたページです。
ゲームタイトルのトップページにも更新記事のタイトルのみをリストアップしている簡易目次がありますが、ニュースのページはサムネイル表示が付き、表示件数も20件ほどに詳細化しています。
「コミュ」はコミュニティの略で、ゲームウィズ内で交流ができるコミュニティが用意されています。
利用にはゲームウィズへの会員登録とログインが必要です。
「掲示板」は各ゲームごとに用意された情報交換用の掲示板です。
こちらはログインをしなくても書き込みが可能です。
コミュニティ
ゲームウィズのコミュニティを利用するには、ゲームウィズへの会員登録とログインが必要です。
その上でプロフィールやアイコンを設定して交流を行っていく簡易的なSNSとなっています。
複数のゲームのコミュニティに参加することも可能で、ユーザーのプロフィールにはどのゲームのコミュニティに参加しているかのリストが全体公開されます。
コミュニティの表示形式はTwitterに近いものとなっており、つぶやかれた短文投稿に対してレスが付いてく繰り返しでコミュニケーションを取っていきます。
掲示板
掲示板は各ゲームごとに用意されています。
- 雑談・質問掲示板
- フレンド募集掲示板
- 〇〇報告掲示板
雑談と質問の板が統合されており、基本的に雑談系の投稿が多くを占めています。
こちらで攻略質問を投げるのは得策ではなく、後述します記事別のコメント欄の方が適しているでしょう。
ゲームによっては、ソシャゲで重要なウェイトを占めているフレンド募集やアイテム交換の交渉用の板が用意されます。
これについては各ゲームによって掲示板タイトルや目的が変えられています。
データ量が膨大なゲームにおいては、ランダムで排出されるガチャ結果やドロップアイテムの報告板も用意されます。
こちらは投稿量に依ってしまうものの、貴重なデータサンプルともなり得るでしょう。
記事のコメント欄
ゲームウィズでは、掲示板・コミュニティの他に各記事ごとにコメント欄が設けられています。
文字投稿は無制限、画像つき投稿には会員登録・ログインが必要というルールになっています。
雑談が盛り上がっている雑談・質問掲示板では攻略質問が埋もれがちなので、こういった各解説記事のコメント欄を利用した方が有益な返答を得やすいかもしれません。
ゲームウィズの運営者はだれ?
ゲームウィズを運営する企業と、その創業者に迫ってゆきます。
ゲームウィズの運営会社
ゲームウィズの運営会社は、そのままの名称である株式会社GameWithです。
創業はサイトと同じ2013年で、六本木ヒルズ森タワーといういかにもIT長者といった立地に本社を構えています。
事業内容は「ゲーム情報等の提供を行うメディア事業」、つまりゲームウィズの運営です。
それ以外の事業に手を広げているようなアピールは存在せず、ゲームウィズの事業に集中しているようです。
一方で、ゲームウィズの海外展開に非常に積極的で、英語版・繁体字版のゲームウィズも運営されています。
日本のゲームは様々な言語に翻訳(ローカライズ)され、世界的な人気を博していますので、世界に広がる事業展開は有望であると考えられます。
また、ゲーム好きで有名な女優の本田翼氏をCMキャラクターとして起用したことで、世間の認知度が高まりました。
CMについては、自社で運営するeスポーツチームのネフライト選手を起用したバージョンもあります。
しかし、そもそもeスポーツ選手の知名度があまり高くなく、リアル界におけるネフライト選手自身も少しイケメン寄りな程度の普通のお兄さんなので、こちらのCMはさほどバズリませんでした。
ゲームウィズの創業者
ゲームウィズの創業者は今泉卓也氏で、2021年現在でも代表取締役社長兼執行役員を努めています。
慶応義塾大学出身の今泉氏は、学生時代からゲーム関連企業の起業に携わっており、2013年に株式会社GameWithを創業しました。
ゲームウィズのやらかし
ゲームウィズは創業からの年代が浅く、平均年齢の若さやIT企業にある悪い意味の雑さが災いし、いくつかのやらかしを起こしています。
- 記事の盗用
- 非公認ツールの使用
2018年にゲーム攻略サイト「ヘイグ」を運営する菱沼祐作氏は、Twitterにて自社サイトの画像・データ盗用を告発・発信しました。
- 一番ヒドイのは一番知名度が高いであろうGame○ithさん
- こんなにあからさまにパクるヒドイサイトだとは思わなかった
- 参考とかそういう次元じゃない。各所丸パクリ
菱沼氏はゲームウィズの問い合わせフォームからの連絡で株式会社GameWithと協議をしましたが、株式会社GameWithは指摘部分の削除をしたものの、
自社コンテンツには問題がなかった、今後も適切な配信に努める
とテンプレ回答に留めました。その対応について菱沼氏は、
- パクり記事の一部修正があったのでスルー&泣き寝入りコースなんだろうか
- 修正はされたものの謝罪などは一切ありませんでした。こんなやったもん勝ちの対応を容認するわけにはいきません。本当に悪質な企業ですね
と続いて発信。
経済メディアから「株価にも影響」と報道が出るなどの大事になって、ようやく株式会社GameWithも役員が直接ヘイグに出向いて謝罪するという対応を行いました。
- 先ほどGameWithの方々とお会いし、誠意ある謝罪を頂きました
- この流れに関する事情説明、今後の再発防止策について、話がありました。謝罪文の掲載なども行うとのことで、最初から最後まで誠意ある姿勢でした
- GameWith側はしっかり問題点を認識しておりましたので、今回の話通り対応してもらい、再発防止に努めてくれればと思っています
と、ようやく菱沼氏の納得を得られました。
株式会社GameWithはトラブルの原因を、社歴の浅いメンバーによる意識の低い行動としています。
しかし、盗用が悪事であることはもちろんながら、当時の青年企業家に蔓延していた「謝ったら負け」という誤ったグローバル志向が問題を拗らせた部分も大きいでしょう。
また、同じく2018年には、GameWith所属のライターが不正ツールを使ってグランブールファンタージーをプレイしていることが判明し、該当アカウントを退会させる処置を取るというトラブルもありました。
盗用・不正ツール共に明確な違反行為であり、特に不正ツールについてはゲームファンであれば是非についての議論を知らないはずがありません。
事業を拡大していく中で急激に人員を増やし、モラルに欠けた社員がトラブルを起こすという事例は世の中にいくらでもありますが、株式会社GameWithも例外ではなかったようです。
まとめ
ゲームウィズ掲示板の使い方や、その運営者についてまとめました。
ゲームウィズの攻略記事は速報性があり質が良い一方で、掲示板やコミュニティへの導線は少々散漫で見つけ辛くなっています。
掲示板やコミュニティの内容もゲームありきですので、ハマっているゲームの取り扱いがあるようでしたら覗いてみると楽しめるかもしれません。