5ch.net

5chはなぜ過去ログと現行ログと分かれているの?

こんにちは。管理人のけいすけです。

僕は5ch(5ちゃんねる)が好きで、毎日のように様々な板やスレッドを閲覧しています。

ところで、最近、知り合いから

  • 何故、5chの書き込みは、現行スレッドと過去ログに分かれているのか?
  • 過去ログって、どうやって閲覧するの?

などと質問をされました。

そこで、改めて、なぜ5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられているのかを調査し、まとめてみることにしました!

神様
神様
そこの君!5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられている理由について調査するつもりじゃろう?
けいすけ
けいすけ
えっ、どうして分かったんですか?
神様
神様
神様は何でもお見通しなのじゃよ!
けいすけ
けいすけ
それは凄い!そうだよ、5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられている理由について調査を開始するところだよ。
神様
神様
それなら、まず5chの過去ログ倉庫を閲覧してみると良いじゃろう。あと、5chちゃんねるwikiで過去ログというキーワードで検索してみると、旧2ch時代からの経緯など参考になる情報を入手できるのではないじゃろうか。
けいすけ
けいすけ
神様の言う通り、5chの過去ログ倉庫や5ちゃんねるwikiを調べてみるよ。神様ありがとう。

神様に言われた通り、まずは5chの過去ログ倉庫5ちゃんねるwikiを調べてみようと思います。

情報を収集していく中で、5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられている理由についてまとめることができそうです!

記事の中では、5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられている理由や、過去ログの閲覧方法について情報が盛り沢山です。

5分で読めるので、5chの過去ログについて詳しく知りたい人はぜひ最後まで読んでください。

旧2ch時代は過去ログ倉庫の閲覧に「●」が必要だった

皆さんは、何か知りたいことがあって、Googleなどの検索エンジンを使ってインターネット上を調べている際に、「2ちゃんねる」(2ch)や「5ちゃんねる」(5ch)という巨大掲示板サイトの書き込みがヒットしたという経験がありませんか?

西村博之によって開設された2chは、運営陣の内紛により名称を変えて5chになりましたが、1999年のスタート時から現在まで、膨大な量の書き込みがされてきました。

政治や経済、アニメ、ゲーム、学問、化粧、美容整形に至るまで多岐に渡る話題が扱われているため、何か調べごとをしている際に、2chや5chの書き込みがヒットすることが多いのも当然です。

そのため、

  • 「2chや5chの過去ログ倉庫の仕組みがどうなっているのか知りたい」

とか

  • 「何故、現行スレッドと過去ログが分けられているのか」

と感じる方もいらっしゃることでしょう。

5chは2ch時代を含めて20年以上続いているサイトです。

過去ログに限ったことではありませんが、5chの仕組みについて理解したいのであれば、旧2ch時代からの歴史的経緯・沿革を知ることが有用です。

それでは、まず旧2ch時代の過去ログ倉庫から説明していきます。

サーバー負荷を軽減するために一定条件でスレッドが「dat落ち」した

ひろゆき(西村博之)が管理人を務めていた旧2ch時代、一定条件で現行スレッドが「dat落ち」と呼ばれる状態になりました。

dat落ちしたスレッドは書き込み不能となり、スレッド一覧に表示されなくなります。

dat落ちしたスレッドは、HTML形式ではなく、「.dat」という拡張子が付けられたDAT形式のデータとして保管されます。

なお、dat落ちしたスレッドは、2ch専用ビューア(通称「●」)という有料閲覧システムを利用しなければ閲覧できませんでした。

そもそも、2chの各板を管理しているサーバーは、

  1. CGIプログラムによって、DAT形式の生データを読み込む
  2. 広告を付け加えたり、レイアウトを調整する
  3. HTML形式のファイルを生成して表示させる

という仕組みになっていました。

しかし、CGIプログラムに対する負荷が高まると処理しきれなり、スレッド閲覧が不可能になってしまいます(「人大杉」と表示)。

そのため、書き込みされないスレッドを「dat落ち」の状態にし、2chの板を管理しているサーバーの負荷を軽減する措置が実行されていました。

本来、dat落ちとは、レスが1000に達したり一定時間書き込みが無かったりしたスレッドに対して発動する仕組みですが、板によって経過時間などの詳細設定が異なりました。

例えば、

  • スレッドの消費が速い板(ニュース速報+など)
    ⇒短期間書き込みが無かっただけでもdat落ちする傾向あり
  • 過疎板(学問系の板など)
    ⇒数か月書き込みがされていなくてもdat落ちしない

などとなっていました。

次の節では、旧2ch時代にdat落ちしたスレッドが「HTML化」を経た後に閲覧可能となっていた仕組みについて説明いたします。

dat落ちしたスレッドがhtml化されて過去ログ倉庫に送られた

前述のように、旧2ch時代、「●」を持っていない人はdat落ちしたスレッドを閲覧することはできませんでした。

しかし、「HTML化」と呼ばれる作業を経て、数か月後に過去ログ倉庫で一般公開されるケースというのがありました。

2chが開設された当初は基本的に全てのdat落ちしたスレッドがHTML化されていました。

ところが、次第に「運用情報板」といった一部の板のスレッドしかHTML化されなくなってしまいました。

結局、「dat形式」のままとなっている多くの板の過去ログを閲覧するためには、有料サービスの「●」を使うしかありませんでした。

ところが、実は2ch外部の有志によって「●」を使わずにdat落ちしたスレッドを閲覧することを可能とするサービスが提供されていたのです。

有志による無料の過去ログ閲覧サービスも存在した

旧2ch時代にdat落ちしたスレッドの多くはHTML化されずに、次第にDAT形式のまま放置されるケースが増えていきました。

これについては、「2ch運営が●を売りたいために、あえてdat落ちの状態にしている」といった指摘がされることもありました。

しかし、前述したように、「2ch外部の有志による無料の過去ログ閲覧サービス」が存在し、事実上、過去ログを閲覧する目的で有料の「●」を利用する価値はありませんでした。

代表的な過去ログ閲覧サービスとしては「みみずん検索」や「ミラー変換機」と呼ばれるサイトがあり、また、多数の「まとめサイト」もdat落ちしたスレッドの書き込み内容を閲覧可能な状態にしていました。

過去ログの閲覧ではなく、「書き込み時間制限の回避」といった機能を使うためであれば、「●」を利用する価値は存在したと言えるでしょう。

5ch新体制発足後に過去ログ倉庫の仕組みが変更された

ここまで、旧2ch時代にdat落ちしたスレッドが次第にHTML化されなくなり、有料サービスの「●」を利用しなければ閲覧できなくなった経緯について説明してきました。

ただし、前の節で説明したように、事実上、外部サイトを利用することにより、過去ログを無料で閲覧できる状態が続いていました。

そのような状況の中、運営陣の中で内紛が発生します。

その結果、ジム・ワトキンスが実質的な管理者となり、サイト名が「5ちゃんねる」に変更されることになりました。

ここからは、5ch新体制発足後に過去ログ倉庫の仕組みが変化したことについて解説していきます。

ジム・ワトキンスによって2ch時代の過去ログが無料開放された

5chの新体制が発足した後、2ch時代のdatファイル(過去ログ)が全てHTML化され、「●」を利用せずに誰もが閲覧できる状態にされました。

旧2ch時代の過去ログは、以下のページから無料で閲覧可能です。

次の節では、現在の5chにおける過去ログについて説明いたします。

現在の5chでも現行スレッドと過去ログが区別されている

2chから5chに体制が一新された後、旧2ch時代のdatファイルが全てHTML化されて誰でも無料で閲覧できる状態になりました。

しかし、サイト名が「5ch」になった後も、板を管理するサーバーの負荷を軽減する目的で、レスが1000を超えたスレッドや一定期間書き込みが無かったスレッドは過去ログ化され、現行スレッドと過去ログは分けて管理されています。

なお、2ch時代と異なり、dat落ちしてから迅速にHTML化されるようになっています。

通常のブラウザから無料で過去ログを閲覧できるので、何か調べごとがある際には5chの過去ログをチェックしてみましょう。

ちなみに、ジム・ワトキンスは「勝手に過去ログを転載するサイトを潰す」という方針を採用しており、5ch時代の過去ログも無料で閲覧可能にしています。

例えば、ニュース速報+板における過去ログを閲覧するための手順を示すと、以下のようになります。

  1. ニュース速報+板のスレッド一覧URL(http://asahi.5ch.net/newsplus/subback.html)にアクセス
  2. スレッド一覧上部にある「過去ログ倉庫はこちら」をクリック
  3. 過去ログを閲覧できるページ(http://asahi.5ch.net/newsplus/kako/kako0000.html)に遷移する

ただし、無料で過去ログを閲覧できるのは通常のブラウザ(Google ChromeやMozilla Firefoxなど)を使用した場合だけであり、5ch専用ブラウザで過去ログを閲覧するためには「プレミアムRonin」という有料サービスを利用しなければなりません。

プレミアムRoninを利用すれば専用ブラから過去ログを閲覧できて便利

既に説明した通り、通常のブラウザからスレッド一覧URLにアクセスすれば、過去ログを無料で閲覧することが可能です。

なお、「プレミアムRonin」(浪人)というサービスを利用すれば、「Jane Style」などの5ch専用ブラウザからも過去ログを閲覧できるので便利です。

浪人なら、

  • 広告の除去
  • 書き込み規制の回避
  • スレッド作成や連続投稿の規制緩和

といった機能も利用できるので、5chのヘビーユーザーにおすすめです。

以下に、プレミアムRonin公式サイトのURLを示します。

「プレミアムRonin」
https://premium.5ch.net

料金プランとして、

  • 1か月:400円(税込)
  • 6か月:2,000円(税込)
  • 1年:3,600円(税込)

の3種類が存在します。

支払い手段は、

  • クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)
  • WebMoney

のどちらかを選択できます。

WebMoneyを使えば、氏名や住所といった個人情報の漏洩の心配がありません。

まとめ

皆さんは、5chの書き込みが現行スレッドと過去ログに分けられている理由について分かりましたか?

現行スレッドを過去ログを分けているのは、サーバー負荷の軽減が理由です。

運営陣が一新され、5chの新体制が発足してからも、2ch時代と同様に現行スレッドと過去ログに分けて管理・運用されています。

これまで、旧2chおよび現5chには、政治や経済、学問、アニメ、マンガ、ゲーム、化粧、美容整形といった多種多様な話題が書き込まれてきました。

そのため、インターネットで調べごとをしている際に、検索結果として2chや5chの現行スレッドや過去ログの書き込み内容がヒットした経験があるという方は多いことでしょう。

1999年に2chが開設されてから膨大な量の書き込みデータが蓄積されて続けてきた過去ログには大きな価値があります。

ジム・ワトキンスが実質的管理者となった後に過去ログ倉庫が無料開放されているので、何か調べたいことがある方はチェックしてみましょう。

本記事が、5chの過去ログについて知りたい方のお役に立つことができれば幸いです。