アンテナ

ブルーアンテナの登録基準は?運営者は?どんなアンテナサイト?

どうもこんにちは、管理人のけいすけです。
まとめサイトの更新情報を集積するアンテナサイトは、自らのアクセス数や収益を獲得するため、ジャンルを絞ったり掲載基準を厳しくする傾向があります。

そのような中で、「発展途上のまとめサイトを応援する」というコンセプトで「来るもの拒まず」の方針を貫く稀有なアンテナサイトが存在します。
それが今回のテーマである「ブルーアンテナ」です。

けいすけ
けいすけ
新設の弱小まとめサイトを助けてもトクがなさそうだな。
神様
神様
金儲けが先行する最近のインターネットの風潮では共感を得づらいが、人助けやボランティア精神はつい数十年前のインターネットでは当たり前だったんじゃよ。
けいすけ
けいすけ
ブルーアンテナも10年くらいの歴史があるんだ。長く続いているのには理由がありそうだ。
神様
神様
誰しも最初は新人だし弱小じゃが、そこから出世していく者もおるからの。

ブルーアンテナは一見すると儲けのないボランティア精神で作られていますが、長年続いているからには先立つものがあるのだと考えられます。

ブルーアンテナはどんなアンテナサイト?運営者は?という視点から分析していき、これから登録を考えている新設サイト向けに掲載基準なども解説していきます。

小粒でもピリリと辛いブルーアンテナについての秘密を解き明かします。ぜひお読みください。

ブルーアンテナはどんなアンテナサイト?

まずはブルーアンテナの概要をまとめていきます。

http://blue-a.org/feeds/show_feeds/

ブルーアンテナ

ブルーアンテナは5chまとめブログのアンテナサイト

ブルーアンテナは「アンテナサイト」と呼ばれる形態のサイトで、ブログ…とりわけ5chの記事を再編集している「まとめブログ」の更新情報を収集・配信しています。

アンテナサイトの閲覧者にとってのメリットは、多数のまとめブログの記事見出しを一覧表示で確認でき、興味のある記事のみにアクセスできるという点です。

本来は閲覧者が個々人でお気に入りのまとめブログをブックマークして読めば良さそうにも思えますが、情報過多の現代においては「複数のまとめブログの見出しをまとめる」というアンテナサイトの需要が増しています。

また、一つのまとめブログに固執していては得られない新たな情報に出会えるという点でも、アンテナサイトは閲覧者にメリットをもたらします。

一方で、まとめブログの管理者にとっては、アンテナサイトを通して自ブログのアクセス数アップという多大なメリットが得られます。

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シンプルなレイアウト

多くのアンテナサイトは、維持管理コストの補填や利益を上げる目的で、サイト内に大量の広告を掲載することが一般化しています。

閲覧者もタダで利用するからには広告くらいは我慢するというのが一般的です。

しかし、ブルーアンテナは本題であるまとめブログの見出しの見やすさを重視し、広告の掲載を必要最低限に留めています。

まとめブログの記事見出しの一覧の一定件数ごとに広告を挟んだり、レイアウトの邪魔にならない横側に配置する形式を取っています。

また、アンテナサイトの中には広告のクリック数(=収益に直結)を上げる目的で、広告をまとめブログの記事見出しと混同するような見た目に変えていることがあります。

ブルーアンテナではこのような詐欺まがいの行為はなく、まとめブログの記事見出しは文字、広告は画像と、一目で見分けられるレイアウトにしています。

リンク「たらい回し」なし

アンテナサイトの中には、まとめブログの記事見出しから実際の記事に辿り着くまでに、複数のページを経由させる「たらい回し」を行なっているものがあります。

こちらも広告のクリック数(=収益に直結)を上げる目的があり、アンテナサイトがネットユーザーに嫌われる原因となっています。

ブルーアンテナではこのようなリンクたらい回しの設定は行なっておらず、まとめブログの記事見出しから実際の記事にワンクリックで辿り着けます。

これはブルーアンテナのみならず、巡り巡って掲載先のまとめブログに対する好印象にも繋がっていきます。

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貢献度の高いまとめサイトに優遇措置も

アンテナサイトの多くは、アンテナサイトに多くのアクセス数を送る「貢献度の高い」まとめブログをリストの上位に掲載するといった優遇措置を取っています。

これについてはブルーアンテナも同様の方針を取っています。

アクセス数で貢献できない新設・弱小のまとめブログには辛いところですが、ブルーアンテナは他のアンテナサイトほどは露骨ではなく、これらのまとめブログにもチャンスが与えられています。

貢献度の高いまとめブログはそれだけ「頑張っている」ということなので、労多くして功少なしということがないよう、このような優遇措置は必要なものです。

Googleの「サイトリンク」でチャンスアップ

Google検索でブルーアンテナを検索すると、ブルーアンテナのトップページへのリンクの下に6〜8つのサブリンクが表示されます。

これは「サイトリンク」と呼ばれるGoogleの機能で、検索結果の上位や公式サイトのサブコンテンツに直でアクセスできるようにしたものです。

ブルーアンテナの場合は、

  • About
  • サイト登録申請

くらいしか主だったサブコンテンツがない為、残りの枠にはブルーアンテナ内で人気のあるまとめブログ専用の記事一覧がサイトリンクに取り上げられます。

ブルーアンテナのトップページには多くのまとめブログの更新情報が混在しますが、サイトリンクからアクセスするこれらのページには、特定ブログの記事一覧のみが表示されます。

サイトリンクに抜粋されるほどの人気まとめブログになれれば、Googleから直にアクセスしてもらえるという大チャンスが巡ってきます。

サイトリンク

ブルーアンテナの運営者は?

ここからはブルーアンテナの運営者について掘り下げていきます。

ブルーアンテナの運営者は非公開

ブルーアンテナの運営者については情報が公開されておらず、名前を名乗ってもいません。ブルーアンテナの著作権表示は「ブルーアンテナ」そのものになっています。

ネット上の有名人は、ひろゆきのように濃いキャラクターを全面に押し出すタイプと、存在を一切明かさないタイプに分かれます。ブルーアンテナの運営者は後者にあたります。

blue-a.orgのドメイン情報

インターネットアドレスに使われるドメインには、「WHOIS」というドメイン所有者を検索できるサービスがあります。

WHOISでブルーアンテナのドメインである「blue-a.org」を検索すると、所有者は「お名前.com」、住所や電話番号もお名前.comを運営するGMOインターネット株式会社のものになっています。

基本的に日本の個人がお名前.comを利用してドメインを取得すると、WHOISにはこのような情報掲載となります。

ブルーアンテナの運営者がお名前.comを利用しているということまでは分かりましたが、これ以上の情報を追求することはできません。

WHOIS

説明文の端々からにじみ出る人柄

ブルーアンテナの運営者は謎に包まれている一方、ブルーアンテナに掲載されている数少ない説明文の文面からは、端々から運営者の人柄が滲み出ています。

説明文の最初に閲覧者や登録者へのお礼を添えたり、先のシンプルレイアウト・リンクたらい回しを排除する利用者への配慮など、読んでいるだけで癒される思いです。

ただし、以上の要素は他のアンテナサイトは収益アップを狙って行なっている行為であり、それらをあえて否定するブルーアンテナの方針では収益面は厳しいでしょう。

全く無収入ということはないと思いますが、ブルーアンテナは採算度外視の覚悟持って運営されているのではないかと考えられます。

about

ブルーアンテナの登録基準は?

ブルーアンテナへ自分のまとめブログを掲載したいという場合の、登録基準などをまとめていきます。

サイト登録申請

ジャンル不問!よほどのことがない限りは掲載

ブルーアンテナはまとめブログであれば「よほどのことがない限りは」掲載するとしています。

登録基準は以下の通りです。

  • ブルーアンテナのRSSとリンクの両方が設置されている
  • ブログ記事数が30以上ある
  • サイトのレイアウトが著しく崩れていない
  • 他サイトの記事紹介のみは不可

RSSとはサイトの更新情報をまとめた文字データ(HTML形式のファイル)で、これをブログにはめこむことでブルーアンテナの最新情報をリアルタイムで掲載することができます。

ブルーアンテナのRSSは、サイト上部から誰でもアクセスできます。

http://blue-a.org/index.xml

インターネットブラウザからアクセスすると、ごちゃごちゃした文字データが表示されます。

ブルーアンテナに掲載を希望するまとめブログは、自ブログにブルーアンテナのRSSを掲載・表示する必要があります。

一般的なブログサービスであれば、ヘルプにRSSの掲載方法がアナウンスされています。

当サイトでも、相互RSSの仕方を詳しく解説していますので、下記の記事を参考にしてみてください。

RSS参考
【相互RSS】アンテナサイトのRSSを自ブログに表示する方法誰でも気軽に始められる在宅副業といえば「まとめブログの運営」です。 そんなまとめブログ運営で欠かせない作業が「アンテナサイトとの相...

記事数30以上というのもアンテナサイトの掲載基準としては非常に緩いもので、1日1記事でも1か月で達成できますし、1日のうちに30記事を一気にアップしてしまっても良いわけです。

ただし、あまりにも中身がスカスカな30記事では「よほどのこと」に抵触して掲載見送りになるかもしれません。

あくまで1記事1記事が一定の有用性を持った情報である必要があります。

まとめブログのジャンルは不問で、政治・フェミニズムなどの社会派、歴史・生物などの学術系、芸能・アニメ・暇つぶしなどのエンタメ系と、多彩なまとめブログが掲載されています。

エロ系もOK!

ブルーアンテナはエロ系のまとめブログも掲載できます。
ブルーアンテナは記事一覧に画像のサムネイルを用いず、文字の見出しのみを掲載する形式ですので、文字上で「誰かが不快に思うでしょうが!」という、誰が被害者なのかいまいち不明なクレームは基本スルーにしていると思われます。

不快に感じるコンテンツはエロのみに限らず、虫、政治的主張、オタクの会話など、ひとぞれぞれで、ブルーアンテナはそれらを分け隔てなく受け入れています。
エロについてもあえて区別していないのでしょう。

エロ系の表示を除外することも可能

しかし、ブルーアンテナのRSSを掲載するまとめブログによっては、読者が未成年中心であるなどの理由でエロ見出しの掲載が問題化するケースがあります。

(5chのまとめブログである時点でそこまでの配慮が必要かという別の議論もありますが)

そういったケースを想定してか、ブルーアンテナのRSSには「アダルト除外」も用意されています。

http://blue-a.org/index_none_adult.xml

ゆえに、エロ系のまとめブログは理論上ブルーアンテナ内では掲載チャンスが一段下がってしまいます。
しかし、エロを除外したいというまとめブログ(やその読者)からあえてヘイトを集めてまで目先のアクセス数を伸ばすことにメリットはありませんので、妥当な棲み分けと考えた方が良いでしょう。

掲載解除される基準

ブルーアンテナは運営者が掲載サイトの巡回を行っており、基準に満たなくなったサイトの解除を行っています。

  • RSSの解析が行えない場合
  • 直近1ヶ月程度ブルーアンテナへのアクセス数が無い場合
  • 一定量の不自然なアクセスが認められた場合
  • 記事の質が著しく低い場合(レスをほぼそのまま掲載・内容が無いetc)
  • サイトの品質が掲載する上で一定の基準に満たない場合

何らかの理由でブルーアンテナのRSSを非掲載にし、相互のメリットを守らないまとめブログは掲載解除となります。

もし、ブルーアンテナへの掲載をやめたいという場合でも、ブルーアンテナ側が自動的に解除するのに任せず、ブルーアンテナ運営者に一報を入れるのが筋というものでしょう。

ブルーアンテナへのアクセスが全くないというは、日常的にまとめブログを更新していれば通常考えられないことです。

一定の内容を発信しているまとめブログには一定のアクセス数があり、ブルーアンテナの見出しに興味を持ってアクセスする閲覧者が一定数現れます。

つまりは、この基準を満たせないまとめブログは更新が途絶えたり、あまりにも内容がつまらない「死んだブログ」ということになります。

または、ブルーアンテナのRSSがあまりに目立たない位置に掲載されているケースも考えられます。
まとめブログとアンテナサイトはお互いの協力で成り立ちますので、そのような不義理のあるまとめブログが切られてしまうのは仕方のないことでしょう。

このような掲載サイトの選別は、真っ当に面白い記事を配信し続けているまとめブログを守ることにも繋がります。

もちろん運営者自身が述べているように、ブルーアンテナの「アンテナサイトのクオリティ」の担保にも必要な作業です。

まとめ

ブルーアンテナの登録基準は?運営者は?どんなアンテナサイト?について解き明かしてきました。

ブルーアンテナは新設・弱小のまとめブログでも、内容さえ面白ければ分け隔てなく掲載してくれ、アクセス数を増やすチャンスをくれる優しいアンテナサイトです。

それら新人まとめブログが育っていく過程で、ブルーアンテナ自身も読みごたえのあるまとめブログの集合体となっており、情報収集に有効なツールとなっています。

弱肉強食の様相が強いインターネット界隈ですが、このような善意の積み重ねで出来上がっている世界もあります。世の中捨てたもんじゃありません。