「ママスタ(ママスタジアム)」はお子さんを持つ女性を含め、多くの層の女性が利用していると言われているネット掲示板です。
そんなママスタでは育児やライフスタイル、芸能ニュースや時事ネタに関するトピックがアップされていて、そのトピックに対して日々多くの投稿が寄せられています。
しかし、こうしたネット掲示板を利用していると、よく見かけるのが他者への誹謗中傷などのコメントです。
特にママスタは女性がメインユーザーのため、ママタレントや女性芸能人に対する誹謗中傷が多いと言われています。
ママスタというのは月間利用者数800万人とも言われている巨大なネット掲示板です。
匿名で投稿が出来ることから多くのユーザーが利用していますが、中には悪質な誹謗中傷なども見受けられます。
この記事では、そうした悪質なコメントをどうやったら削除できるのか?ということをメインにご紹介していきますので、どうぞ参考にしていってください。
ママスタとは?コメントの削除依頼方法とは?
ママスタは正式名称を「ママスタジアム」と言います。
名前の通りお子さんがいる女性が育児などの情報を交換する場としてスタートしたネット掲示板ですが、今では芸能ニュースや時事ネタに関する雑談の場としても使われているのが特徴的です。
そんなママスタの概要と削除依頼にあたるコメントについて、まず基本的な部分からご覧いただきたいと思います。
ママスタ(ママスタジアム)は女性やママが主に利用するネット掲示板
ママスタは東京新宿区に拠点を構える広告会社「インタースペース」が運営するネット掲示板です。
利用者数は月間800万人にものぼると言われているので、国内では大手のネット掲示板として数えられています。
ママスタは登録不要・匿名可といったほかの5chや2chなどのネット掲示板と同じ特徴を持っていますが、ユーザーの層がほぼ女性とされているところに違いがあります。
そのため、人気があるトピックとして育児やライフスタイルなどのテーマが挙げられるというのも特徴的な部分と言えるでしょう。
しかし、そんなママスタでは他人を傷つけるような誹謗中傷なども多く書き込まれています。
その大半は女性芸能人やタレントに向けたものとなっていますが、生活ジャンルのトピックではその中でユーザー同士が言い争いになることも少なくありません。
ちなみに匿名のネット掲示板上でも相手を過度に侮辱したり、差別したりすることは法律に引っ掛かることがあります。
また第三者から見ても不快であるというコメントについても、時には法に触れることがあります。
こうした書き込みはママスタへ削除依頼をすることで消してくれるのですが、次にその削除依頼に関する簡単な概要をご覧いただきましょう。
不適切な書き込みは削除依頼をおこなうことで消せる
ママスタにアップされているトピックをご覧いただくと分かりますが、トピック内には投稿されたコメントが順番に並んでいます。
そして、このコメント番号の部分や返信ボタンをクリック・タップすると、そのコメントに対してレス(返信)を返すことが出来るわけですね。
このレスの応酬がヒートアップするとネット上でのケンカに発展してしまいます。
ちなみにママスタのコメント欄を見ていると、よくこうしたユーザー同士のケンカシーンに出くわすというのも特徴のひとつと言えそうです。
そんなコメント欄ですが、番号をクリック・タップするとコメントの概要が出てきます。
そうするとその画面上には「通報/削除依頼」といった項目が表示されますので、そちらから削除依頼をすることが可能です。
第三者から見て不快だなと感じたら通報を使うといったイメージですが、実際に削除依頼をするにはその対象となる基準も知っておかなければなりません。
ママスタで削除対象となるコメントについて
ママスタで削除依頼の対象となるようなコメントについて、以下を参考にしてください。
なお、こちらはママスタが提示する利用規約に則ったものとなります。
参考:ママスタ利用規約
http://mamastar.jp/info/rule_x.do
- 本人・第三者を問わず個人情報をアップロードする行為
- 他者に対しての暴言
- 第三者に対する事実無根の誹謗中傷
- 犯罪を予告するような内容の書き込みや脅迫行為
- 人種差別を含むあらゆる差別的な用語
- 故意にコメント欄を荒らすことを目的としたコメント
- ほか特定のユーザーに対して執拗に粘着したレス
こうした書き込みはすべて利用規約違反に当たるため、削除依頼を出せば消してくれるということになっています。
とは言え、実際にどうやって削除依頼を出してコメントを消してもらうのか分からないという方もいますよね?
そこで、次に具体的な削除依頼方法についてご紹介していきたいと思います。
ママスタへの削除依頼方法とその流れとは?
ママスタへの削除依頼というのは非常に簡単です。
基本的には削除依頼フォームからコメントの削除を求める内容を送信すれば完了となります。
ただし、ママスタへのコメント削除依頼にはいくつかパターンがありますので、そちらを詳しく解説していきたいと思います。
自分でコメントの削除依頼をする方法
自分に対する不愉快なコメントや個人情報を特定するような内容の書き込み、また誹謗中傷を受けた場合には、自分でママスタへ削除依頼をおこなうことになります。
なお、削除依頼用のページは以下よりアクセスが可能です。
参考:ママスタ削除依頼フォーム
http://mamastar.jp/inform.do?url=%2Fbbs%2Fphoto.do
ママスタの削除依頼フォームというのは他のネット掲示板に比べてシンプルな作りをしています。
おそらくネットに詳しくないようなママユーザーを対象としているからだと思いますが、入力する内容は以下の2つのみとなっています。
- 名前
- 削除理由
このうち、名前に関しては仮名などでも構わないとされています。
つまり名前の欄を単に「ママスタ利用者」としてもいいわけですね。
そして、重要な削除理由の部分ですが、こちらには
- 該当するコメントがどういった利用規約違反にあたるのか?
- どういった法律に抵触している可能性があるか?
の2点を記載してください。
たとえば
「該当コメントは特定個人に対して事実関係が確認できないような誹謗中傷をおこなっているため、利用規約に違反しています。また、ネット上という公然の場で相手を侮辱していることにより、名誉棄損もしくは侮辱罪に抵触している可能性があります」
といった形です。
こうした正当な理由と冷静な書き込みを見れば、ママスタ側も対処してくれると思いますので参考にしてください。
ちなみに削除理由に記載する文章で悪いパターンというのは以下のような形です。
「わたしがファンの芸能人の悪口を書いてたらからすぐに消してほしい!」
こういった形だとコメントを削除する側としても「何のことだか分からない状態」になってしまいますよね?
そのため、先ほどのように「なぜ削除に値するのか?」ということを理路整然と文章にすることが大事なのです。
他人がコメントの削除依頼をする方法
ママスタでは「通報」という形で、誹謗中傷を受けていない方(当事者ではない)でもコメントの削除を要請することが可能です。
この通報のページは先ほどの削除依頼フォームと同一ですので、同じように名前と削除理由を書くだけで依頼を出すことが出来ます。
なお、もちろん通報するにも正当な理由がなければいけませんが、犯罪を予告するような書き込みに対しては
「〇〇(タレント)の家に放火するなどと書いている。危ないので通報しました」
といった形でも問題ありません。
コメントが削除されるかどうかについてはママスタ側の判断となりますが、危険性の高い書き込みに関しては警察へママスタが情報を提供して調査に乗り出す可能性もあります。
そのため、犯罪をにおわせるような書き込みに対しては通報という手段でママスタへ知らせた方が良いと言えるでしょう。
法的な手続きを取りコメントを削除する方法
自分がいくらママスタ側へ削除依頼を出しても対応してくれなかった場合はどうしたらいいのか?
こうなった場合は弁護士に相談するようにしましょう。
また、あまりにも過激な発言や犯罪をほのめかすコメントが自分に向けられた場合は警察にも相談することをおすすめします。
というのも、ネット掲示板上では「ログ」という書き込み履歴が残ります。
このログを強制的に開示させられるのは弁護士が裁判所を通して仮処分の申し立てをおこなうか、警察が捜査という名目でママスタ側へ対応を命じるしかありません。
そのため、刑事事件に発展しそうな危険性の高い書き込みに関しては弁護士や警察に頼った方がいいわけですね。
以上の点を踏まえた上で、ママスタへの削除依頼はおこなってください。
次にママスタへの削除依頼に関するQ&Aを見ていきたいと思います。
ママスタへ削除依頼をするときのQ&A
最後に「ママスタ 削除依頼」でよく検索されている主な質問に対してその答えをご紹介していきます。
ママスタへの誹謗中傷で訴えられることはある?
ママスタは匿名で利用ができるネット掲示板です。
そのため、自分が誰だかは分からないだろうと考えて誹謗中傷をおこなう人が増えてきています。
しかし、実際にママスタへ誹謗中傷を書き込んだ場合、その相手が訴訟を起こせば訴えられる可能性はあります。
むしろ最近ではネット上での誹謗中傷に関する法整備も進んできていますので、今後はより簡単に誹謗中傷に対する訴訟が起こせるようになると考えて良いでしょう。
ちなみにママスタの書き込みに関して言えば、過去にタレントの川崎希さんが自身への誹謗中傷や脅迫をもとに訴訟を起こしています。
このときは、ひとりのユーザーが複数の人間を演じて書き込みをしていたことまで公開され話題となっていました。
つまりママスタに誹謗中傷を書き込んでいる人はいつ訴えられてもおかしくないということですね。
自分が悪質な書き込みをした場合は自分で削除することが出来る?
ママスタでの誹謗中傷が裁判になったことを知り、過去に自分が書き込んだコメントを後悔している人も多いと思います。
そうした方は自分が書き込んだページを探して、自らコメントの削除依頼をおこなってください。
ページが残っていれば削除対応をしてくれることもあります。
ただし、すでに相手が訴訟を起こす準備をしていて、あなたの書き込みがログとして保存されていた場合はコメントを削除しても意味がありません。
こうしたことを考えると、やはり最初から悪意のあるコメントというのは書かない方が良いと言えるでしょう。
ママスタへの削除依頼が認められないケースは?
ママスタへ削除依頼を出しても一向に対応してくれないというときは以下のことが考えられます。
- 削除理由が明確でない
- 削除理由が利用規約に触れていない
- 削除理由に書いた法律根拠が薄い
- 一個人の考えでは批判的に捉えられるが、社会通念上では認められる「意見」である
- コメント欄での言い争いではあるが、どちらの意見も削除に値しない
削除がされない場合は自分が出した削除理由が上記にあてはまらないかチェックしてみてください。
なお、たとえば「今の政権は早く交代した方がいいよね」「今の〇〇政党は潰すべき」というコメントがあったとしましょう。
これは現政権支持者からすると批判的な意見に感じられるかもしれませんが、政党を選ぶ権利は選挙権を保有する全国民にあります。
そのため、ひとつの意見として社会通念上では認められるわけです。
つまりこうしたコメントを削除しようと思ってもママスタ側はまず対応しないと言えるので、ママスタをよく使うという方は覚えておきましょう。
総括
ママスタへの削除依頼方法についてご紹介してきました。
もしかしたら自分が過去に書き込んだコメントを削除したいという方も多いかもしれません。
そうしたときには自ら過去のコメントを探して、ママスタの削除依頼フォームから削除を申し出るようにしてください。
本文中でも触れましたが、ネット上での誹謗中傷で訴えられる可能性というのは今後上がっていくことが予想されます。
そのため、出来ることなら<strong>最初から他人が不快に感じるような書き込みは控えた方がいいと言えるわけですね。