どうもこんにちは、管理人のけいすけです。
5chの内容の一部を切り取り、一定の流れを記事化してまとめる「まとめサイト」は非常に増えており、Googleなどで普通の調べ物をしているだけでヒットすることもままあります。
5chファンのなかには、行きつけのまとめサイトを読み物やニュースソースとして楽しんでいる方も多いと思います。
今回は、思わず共感してしまう5chまとめサイトの「あるある」を「まとめ」てみます。
そこを責めるより笑いのネタにしてやるのが人情というものじゃ
今回の記事では、まとめサイトに共通する良いところ・悪いところを一種の「ネタ」として扱っていきたいと思います。
まとめサイトの管理人を腐(くさ)す意図はありませんが、ダメ出しになっている箇所は今後の改善に役立ててもらえればWin-Winになれるのではないでしょうか。
普段よりもより気楽に読める内容になっていると思います。5chやまとめサイトのファンのみなさんに読んでいただきたいです。
5chのまとめサイトとは?
まとめサイトとは、ネットに散らばる投稿を集めて記事化する活動をおこなっているサイトです。
まとめサイトの活動
5chは住人おのおのが思い思いにレスを書き込む場なので、話題を追うにはレス番を見たり話の流れを自分なりにかみ砕いたりと相応の労力を要します。
5ch系のまとめサイトはそういったレスの話題や表示順を整理し、一定の話の流れを読みやすく整理しています。
一見するとコピペしているだけのパクリサイトに見えますが、元のスレと比較すると格段に読みやすくなっているのが分かるでしょう。
なかには5ch本体は見ず、まとめサイトだけで情報収集しているユーザーすら存在します。
まとめサイトへの批判
まとめサイトは5chの書き込みを転載しているので、ゼロから文章を執筆しているブログと比較すると「生みの苦しみ」は少ないと見なされます。
また、人気がある5chにぶら下がって、楽して儲けていると批判されることもあります。
この「楽して儲ける」事に対しての批判は、5ch内に嫌儲板という専用のコーナーが設けられるほど支持者が多いです。
(しかも嫌儲板は5ch内でも上位に入る人気板です)
5ch系のまとめサイトはまとめサイト業界の中でも先発といえますが、この形式が「イケる」と考えた後発のまとめサイトたちによって、さらに評判が落ちました。
まずは、ネット上の様々なサイトから自在に転載記事を作成する仕組みを提供しながら、「ユーザーが勝手にやってることですので」とクレームや訴訟に素知らぬ顔をしていたネイバーが挙げられます。
その他、ベンチャー企業やネット大手までもがまとめサイト事業に参入し「キュレーションサイト」という横文字でそれっぽく飾って他サイトの転載が横行しました。
さらに、これら企業系まとめサイトはSEO(Googleの検索上位に掲載される対策)に長けていたことにより、
- 似たようなまとめ記事
- 元記事を読めば済む内容が大量にコピーされる
- それらがGoogleの検索上位に並び立つ
といった現象を招き「まとめサイト=ウザい、気持ち悪い」というネットユーザーの不満が蓄積していきました。
そういったユーザーのネガティブな反応や、ネットの転載に関わる法整備が進んだことで、企業系まとめサイト「キュレーションサイト」は現在では壊滅状態になっています。
まとめサイトのメリット
そのようなまとめサイトの負の歴史がありながら、5ch系のまとめサイトは現在でも元気に活動しています。
これは、そもそも転載元の5chが情報を整理せず「生データ」を提供する形態であることが、まとめサイトとの棲み分けに繋がっているという事情があります。
この点は5ch運営も自覚しているようで、まとめサイトに関するガイドラインを用意して「ルール内ならまとめサイトを作ってもいいよ」と、容認の姿勢を取っています。
ユーザーとしても、忙しい時やまとまった情報を得たい時に、5ch本体とまとめサイトを使い分けることで効率よく5chを楽しむことができます。
5chのまとめサイトは、転載元の5chの利益を損ねることなく自らの地位を確立したことで、まとめサイト業界の中では稀有な「求められる存在」になっているのです。
思わず共感!5chの「まとめサイトあるある」をまとめてみた!
さまざまなまとめサイトを渡り歩いた管理人が、思わず共感してしまう5chの「まとめサイトあるある」を「まとめ」ました。
記事をクリックしたのに広告が表示される
まとめサイトでは、目的の記事に辿り着くまでに広告を挟むことがあります。
- まとめサイトの記事タイトル一覧
- クリックしたタイトルと広告が表示される一枚もののページ
- 記事本体
この傾向は、まとめサイトをまとめた「アンテナサイト」ではさらに顕著です。
これには事情があり、サイト管理者が少しでも多く広告収入を得ようとするがために設定されている措置になっています。
ネットの広告は、より多く表示されるほどサイト管理者への報酬が増えます。もちろん広告がクリックされ、それをきっかけに商品が購入されれば、なお良しです。
つまり、「クリックしたタイトルと広告が表示される一枚もののページ」でワンクッション挟むことで、その分の広告収入がサイト管理者に入るということです。
収益が途絶えると、まとめサイトそのものの存続にも関わるため、閲覧者側としてもワンクッション程度であれば容認してあげてください。
ただ、何度クリックしても広告が表示され続け、記事本体に辿り着けないというケースもあります。
- 二度と来てもらえないのを覚悟して、実体のないまとめサイトを運営している
- ただの設定ミス(管理者の意図としてはワンクッションのつもりでいる)
などのパターンが考えられます。いずれにしても記事本体に辿り着けないのでは意味がないので、こういったサイトは無視したり、晒し者にして情報共有するなどが考えられます。
ワンクッションの広告ページを置いておらず、広告のレイアウトも控えめな「見やすい」まとめサイトほど人気があり、アクセス数が多いという実態もありますね。
立ち上げ間もないまとめサイトにとっては収益アップのために致し方ない措置ではありますが、アクセスアップ・収益増加に伴って広告まわりをすっきりさせるのは人気サイトの条件といえます。
どこのまとめサイトでも同じ漫画や美容の広告が出る
どのまとめサイトを訪れても、同じエロ漫画や、歯のホワイトニング・鼻の毛穴詰まりなどの広告が出続けるという経験はないでしょうか。
ネットの広告は各サイトに表示スペースだけを置いておいて、アクセスしてきたユーザーに対して過去の閲覧履歴を元にした「適切な広告」を表示するというシステムが採用されています。
つまり、エロ漫画の広告が表示される人はエロ漫画を、美容の広告が表示される人は美容関係の記事にアクセスした過去を持っているはずです。
「監視されてるの?怖!」と思われるかもしれませんが、広告に使われる閲覧履歴はここ最近の浅いものしか使われないことと、ユーザー数が膨大であることから、わざわざ個人を特定して行動を監視しているケースは考えづらいです。
閲覧履歴とはいうものの、過去に1回だけアクセスしたという記録だけでも広告の決定に影響してしまいます。
たまたま1回だけ見たエロ記事のせいで、延々とエロ広告が表示され続ける悲しいスマホが爆誕してしまうこともあります。
また、漫画系の広告は出版社が推したい作品を集中的に宣伝する傾向があります。結果的に多くのユーザーが目にすることで、その広告がネットユーザー共通の「ネタ」に変化していくケースもあるのです。
例えば、「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」という漫画のネット広告では、ヒロインが何ともいえない表情で「男の人っていつもそうですね!」と言っているシーンが使われており、それを元に多くのパロディ漫画が描かれるなどブーム化していきました。
最近のマーケティング業界では「これだけ目立てば成功」と考えられているようですが、一方で「不快」「しつこい」といったネガティブな反応も多く見られます。
広告は「目立てば終わり」ではなく、商品そのものの価値や、その後の好感度も大事な要素でです。
もはや時事ニュースのチェックをまとめサイトに頼っている
主要なまとめサイトは、ニュー速などの時事ニュースを扱った板を中心にまとめています。
また、テーマを絞ったまとめサイトでも、提携しているアンテナサイトの関係で他のまとめサイトの時事ニュース系記事が表示されることがあります。
そういったニュースの見出しに興味が出て読み進めてしまい、ついには時事ニュースのチェックをほとんどまとめサイトに頼っていた…などということもあるのでは。
5chをまとめた記事に書かれているのは、5ch民の「ただの感想」です。
所詮はチラシの裏の落書きだろうとタカを括ってしまいがちですが、しがらみのない個人の忖度がない意見であることが多いです。
特定の分野で深い知見を持つ住人も多いことから、決してばかにできません。
むしろ、スポンサーの意向で論調を変えているといわれる大マスコミよりも信頼できると考える人すらいます。
テレビや新聞ではあまり報じられない「闇の深い事件」に人気が集まっていることもあり、読みはじめると沼にはまってしまうのです。
ネットで騒動になったトピックが数日後にテレビや新聞で取り上げられるといった、情報鮮度の逆転現象も起こっており、5chや5chのまとめサイトは情報の最先端になりつつあります。
関連記事をどんどんクリックして時間が過ぎるのを忘れる
まとめサイトは記事のページにも自サイトの関連記事や、アンテナサイト経由で配信される他サイトの関連記事が表示されることが多いです。
魅惑的なタイトルに釣られて関連記事にアクセスし、さらにそこでも関連記事が気になってアクセスし…を繰り返してとんでもない時間が経過しているなんてことも。
これこそがまとめサイトの狙いであり、アクセスした回数だけ先方に広告収入がチャリンチャリンしているわけですが、こちらも十分に楽しんでいるので仕方のないことです。
ついついクリックしてしまうような記事のタイトルをつけるのもひとつのテクニックなので、これがうまいまとめサイトは一種の「職人」といえるでしょう。
白背景と黒背景のサイトを行ったり来たりして目がぁ~!
関連記事へのアクセスで別々のまとめサイトを渡り歩いていると、サイトによって白背景と黒背景がまちまちであったりします。
運悪く白背景と黒背景のサイトを行ったり来たりすると目がやられてしまうことも。
特にまとめサイトの巡回は、一記事ごとの滞在時間が短くサイトを転々とと移動してしまう上、真剣に文字を読み込んでしまうので目への負担は大きくなっていきます。
視力が低下してしまうとネットの多くのコンテンツが楽しめなくなってしまいます。目を大切にね!
エッチなタイトルで期待したのにホモだった件
気を引くエッチなタイトルに釣られて記事にアクセスしたものの、男女の話ではなくホモネタだったというケースがままあるのが5chまとめサイトです。
これは、かつての5chにゲイビデオを元にしたネタ「淫夢」が存在していた名残で、現在でも男女の話と誤認させてホモネタに誘導する手法は冗談の範囲として容認されています。
エロ画像スレと思わせて男同士の絡み(陽キャが冗談で撮影した自撮りや、BL・ゲイ向けコンテンツのサンプル画像など)を見せるなどがあります。
人によっては不快に思われるかもしれませんが、先述の通り5ch文化として容認されているものなので、怒るよりもスルーする方向で対処するしかありません。
一番おもしろいのはタイトルだった件
面白そうな記事!と思ってアクセスしたにも関わらず、内容は大して面白くなく、面白さのピークはタイトルだったということがままあります。
5chから拾ってきた投稿に「面白そうなタイトル」をつけるのはまとめサイト管理人の手腕ですが、内容の選定はいまいちでタイトルのセンスだけに極振りしたような管理人も存在します。
そういったセンスの方向性はまとめサイトごとに個性として現れますので、有益な記事を多く作成しているまとめサイトを見極めていくのは閲覧者側のセンスに関わってきます。
URL:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/20/news012.html
まとめ
思わず共感してしまう5chの「まとめサイトあるある」を「まとめ」ました。
今回ご紹介した「まとめサイトあるある」は、まとめサイトのファンのみならず、Googleにたまたま引っかかったまとめサイトやアンテナサイトを一度でも見た方には思い当たる節があるのではないでしょうか。
まとめサイトは基本的に楽しいサイトですが、いくつか手法に問題があるサイトがあるのも事実です。
そういった問題点は、怒りに任せて叩くよりも、閲覧者・管理者の双方のコミュニケーションで良い方向に改善していけると平和なんじゃないかなあと思います。