どうもこんにちは、けいすけです。
突然登場した5chのライバル掲示板サイトのTalkですが、5chの浪人(現在はUPLIFT)に該当する有料サービスが存在します。
というかまんま浪人です。
Talkのプレミアムサービスは浪人とほぼ同じなので、以前から浪人を知っている人にとっては分かりやすいです。
この記事では浪人を知っている人・知らない人の両方に向けてTalkプレミアムサービスを解説しています。ぜひお読みください。
Talkの概要
Talkはまだまだその存在を知られていないマイナーサイトであることは否定できません。
今回はじめてTalkの名前を聞いたという方にも分かりやすいよう、Talkの概要を解説していきます。
URL:https://talk.jp/
Talkは5ch対抗の掲示板サイト
Talkは2023年7月10日に突然登場した掲示板サイトで、見た目や内容(板一覧・スレ一覧など)が5chの丸写しであったため、5chに関係するサイトであることは明らかながらその実態は謎のままスタートしました。
現在では運営者が5chとは別であることが判明し、内容にもTalk独自のものが増えてきたため、徐々に5chとは別の道を歩みはじめています。
立ち位置としては5ch対抗の掲示板サイトということになりますが、依然として5chに定住する住人の数が圧倒的であるため、その実力差は5chの足元にも及ばないという状況です。
Talkの運営
Talkの運営はTalk Technologies Inc.という企業で、Masa氏という人物が代表者であることが公表されています
Masa氏は株式会社ジェーン代表である山下遼太氏と交友関係があることが公表されています。
株式会社ジェーンといえば、以前は5chの有料サービスである浪人の運営代行をしていた企業であり、5ch専ブラ最大手「Jane Style」の開発元でもありました。
URL:https://www.talk-technologies.com/
TalkとJane Style・その他専ブラとの関係
そもそもTalkの発足に突然感が生まれてしまった原因として、Jane Styleと一部専ブラによる「5chサポート終了」「Talkサポート開始」が2023年7月10日に何の告知もないまま実施されたことに原因があります。
経営者同士で何らかの攻防があったことは創造に易いですが、住人にとってみれば関係のないこと。
この強硬的な発足の仕方でTalkの滑り出しは全てがスベってしまった格好になって、現在でも過疎化の盛り返しに至っていません。
また、一部の専ブラ制作者は山下氏及びMasa氏からの説得を受けたことを仄めかしており、5ch運営へのノーとTalkへの賛同の表明として自作専ブラの参照先をTalkに変更するアップデートを実施しています。
しかし、この点も少なくない住人から「専ブラ制作者の信念など知らん。5chかTalkかを選ぶ判断者は住人(ユーザー)自身だ」という批判が出ています。これはこれでごもっともなご意見と感じる人は多いのではないでしょうか。
URL:http://janesoft.net/janestyle/
Talkは5chの構造丸写しのサイトとしてスタート
2023年7月10日の発足時点では、板一覧・スレ一覧は5chと完全に一致していました。
それ以降のTalk上でのスレ立ては5chとは関係なく自由に行えるシステムになっているため、日を追うごとにTalkと5chの内容がズレていくという状況になっています。
各専ブラの対応状況
更新頻度が高く、ユーザー数が多い以下の3ブラウザはTalk専用になっています。
- Jane Style(Windows・iOS・Android)
- mae2c(iOS)
- 2chGear(Android)
有力専ブラのうち以下の2ブラウザは、5chとTalkの両対応となっています。
- Twinkle(iOS)
- ChMate(Android)
その他の専ブラは対応をされていないというよりは、騒動のあった7月以降のアップデート自体がないという状態で、必然的に5ch用ブラウザとして残留しているという状況です。
そうしているうちに5chサイドがAPIの解放を決定したため、今まで制限を受けていた専ブラを含め5chへのアクセスに障害がなくなっています。
専ブラ制作者の中には、本業や別のソフトウエア制作の隙間を縫って趣味的に専ブラを制作しているケースも多いです。
そのようなボランティア的な活動をしている専ブラ制作者にとっては、5chやTalkの思い付きのような仕様変更やお家騒動には付き合っていられないという事情も多々あるのでしょう。
Talkプレミアムサービス、所謂Ronin(浪人)についてまとめてみた!
Talkには5chの課金サービスであった浪人(プレミアムRonin)に相当する課金プランが存在します。
ここからはTalkプレミアムサービス、所謂Ronin(浪人)についてまとめてみます。
ログインサービス(無料)が別で存在
まずTalkには無料のログインサービスが存在し、登録メールアドレスを元に閲覧履歴や投稿情報(コテハン等)を保存できるような簡易サービスであるようです。
5chにおけるBEアカウントに近いものと考えられますが、5chのBEと浪人が独立したサービスであったのに対し、Talkではログインサービスに登録したアカウント経由でTalkプレミアムサービスに加入する形式になっています。
5chでは、BEと浪人のログイン状態をそれぞれ別で管理するシステムになっていました。
そのやり方に慣れた生粋の5ch住人にとっては少し違和感がありますが、現在使われているSNSやネットサービスのほとんどはメールアドレス無料登録→有料課金という流れが主流です。
そう考えると5chを使えているインターネッツユーザーならば問題なく使いこなせるでしょう。
Talkプレミアムの機能
Talkプレミアムの主な機能は以下の通りです。
- 特定板のスレッド作成
- スレッド作成時や連続投稿の規制緩和
- 専用ブラウザの広告除去
- 特定プロバイダーの規制回避
- 海外ホストからの書き込み
まあ、5chの浪人とほぼ同じですね。
スレッド作成については無料会員でも行えますが、プレミアムに加入していればTATESUGIの回避であったり、混んでいる板でのスレ立ても優先してもらえるものと考えられます。
規制については現状で過疎ってるTalkで発生するとも思えませんが、将来的に盛り上がってくればプレミアムに加入する価値が出てきます。
Talk運営としてもプレミアム会員を増やして収益を上げたいのであれば、サイトを盛り上げていくことが急務であるといえます。
Talkプレミアムの価格
Talkプレミアムの価格は以下の通りです。期間限定の割引についてはこの後の項で触れることとし、レギュラーの料金表を引用します。
- 月額プラン $3
- 年割プラン $30
年割プランで加入した方が約2ヶ月分お得ということになりますが、ここに価値を見るかはやはり今後のTalkの盛り上がり次第でしょう。
Talkプレミアムは買い?広告除去に価値を見出せるなら
以上を踏まえ、Talkプレミアムは「買い」かという判断ですが、当ブログとしては「専用ブラウザの広告除去」の機能に価値を見出せるであれば買うのはアリと考えます。
浪人にはスレ立てや閲覧の制限突破の特典があったものの、効果があったりなかったり不安定だったという過去の事例があります。
多くの浪人購入者はこの「専用ブラウザの広告除去」を目的に課金をしていたでしょう。
効果も目に見えやすいものですので、実際に広告が除去されていなければすぐにTalk運営に申し入れましょう。
Talk運営には5chの失敗例から学んでいることを期待しているものの、現状はシステムもコンテンツも5chの丸写し状態ですので、まだまだ信頼ならないというのが正直なところです。
5chの課金サービスUPLIFTは買い?対応ブラウザがない!
一方で、浪人に代わって5chの課金サービスとして登場したUPLIFTですが、今時点では「買うのは待つべき!」というのが当ブログの見解です。
というのも、2023年9月現在でUPLIFT対応の専ブラが登場していないためです。
ちなみに、各専ブラの浪人の入力欄にUPLIFTのID・パスワードを入力してもうまく動かないと考えられます。
上記の通り、多くの専ブラ利用者が目的としてる「専用ブラウザの広告除去」の効果が表れないという現状があります。
UPLIFT対応の専ブラが登場次第、ぜひともUPLIFTを購入して5chを快適に利用していきたいですね。
Talkプレミアムの今後
ここからはTalkプレミアムの今後と題し、上記の概要以上の内容を深堀していきます。
Talkプレミアムの割引
Talkプレミアムは2023年10月31日までの期間限定で無料トライアル期間を設けています。
期限内であれば無料でプレミアム会員の機能を利用できます!といえば良く聞こえますが、実際のところ盛り上がっている板・スレが少ない現状ではプレミアムの恩恵は感じづらいです。
目に見えるところでは広告カットや、一部の板でのスレ立てができることくらいでしょうか。
11月以降からの有料化でいかに課金者が増やせるかは、ここからどれだけTalkが盛り上がっている掲示板サイトに化けられるかにかかっているでしょう。
場合によってはこの無料期間が延長されるなどの動きがあるかもしれませんので、Talk運営の動向は注視しておきたいところです。
Talkプレミアムについての発表
Talkの管理者であるMasa氏は、Talk内の「質問・雑談スレ」内において、今後とも書き込みは無料であること、過去ログの参照も継続すること、荒らし対策はAI頼りではなく人力の判断も入れていくなどの穏健な対応を見せています。
特に人力の判断については好感度が高いですね。
XやGoogle(YouTube含む)などの米国IT企業ではこういった違反者の判断をAIにやらせる方向に向かっていますが、基準が曖昧であったり「AIが誤っている」可能性を全く考慮せず異議申し立てに応じないなどで、ユーザーから不満を持たれています。
Talkは発足時にいくつかの問題点が見られたものの、昨今の5chの施策と比べると「マシ」「よく見える」と勝手に評判が上がっている状態になっています。
とはいえ、以上の質疑応答は雑談スレへの返信という形に留まっており、サイト内の見やすい位置にFAQとして掲示されているものではない、という宙ぶらりんな宣言である点には警戒が必要です。
5ch運営への批判を意識か
このところ、5ch運営は特定時間帯で書き込みを有料化する(有料のUPLIFT会員しか書き込みできない)動きを見せて批判を受けました。
奇しくもX(旧Twitter)も有料化を仄めかして世界的に批判を受けていた矢先でしたので、インターネッツの友であり圧倒的な情報強者である5ch住民としても過敏に反応しました。
5chサイドの自滅ともいえるこの施策は、Talkにとってはチャンスと捉えることもできます。
上記のMasa氏の発言は、これら5chの動きに対抗する一手であると考えるのが自然です。
実際に一部住人は避難所としてTalkに訪れたと宣言する投稿が目立ちましたので、避難所から安住の地にクラスチェンジしてもらえるかはここからのTalkの頑張り次第でしょう。
まとめ
Talkプレミアムサービス、所謂Ronin(浪人)についてまとめてみました。
現状のTalkの過疎ぶりからはプレミアムサービスに加入してまで使いたいという魅力は感じない、というのが多くの住人にとって正直な感想でしょう。
Talk運営もその点は承知しているようで、プレミアムサービスに無料期間を設けるなどできるだけ多くのユーザーを捕まえようとしています。
しかし、掲示板サイトのキモは目先のシステムではなく、そこで投稿をし盛り上げてくれる住人の存在ありきです。
いかに多くの住人の支持と定着を獲得してサイトを盛り上げるか、Talkの手腕が試されるところです。